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刀 肥後國住赤松太郎兼裕作
写清麿 丁亥年七月吉日(平成十九年)


Katana:HigonokuniAkamatsutaroKanehiroSaku



現代・熊本




刃長:74.0(二尺四寸四分強) 反り:1.7 元幅:3.71
先幅:3.10 元重ね:0.81 先重ね:0.67 穴1




 鎬造り、鎬庵棟低い、大切っ先。 鍛え、小杢目肌良く詰んで地沸え厚く付き地鉄精良。 刃文、互の目丁字乱れ匂い口明るく締まり刃中匂い深く丁字足長く入る。 帽子、乱れ込んで返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢筋違い。 銀無垢ハバキ。 研磨充分。 白鞘入り。



【コメント】
 久々登場、赤松太郎の清麿写し、地刃完璧な状態が保たれた渾身の一振りです。
赤松太郎一派は熊本県八代市に鍛刀場を設け、木村兼重を筆頭に、子の兼嗣、兼照、兼裕三兄弟、兼嗣の子である光宏、兼幸兄弟も皆刀匠で、その他にも多くの門人を抱える一大派閥、皆『赤松太郎』を冠し作刀しています。『赤松太郎』の名は、熊本県八代市と熊本県葦北郡芦北町(あしきたぐんあしきたまち)を結ぶ國道三号にあり、藩政時代には薩摩街道の難所と言われた『赤松太郎峠』に由来しています。
兼裕は赤松三兄弟の末弟、木村馨と言い、昭和三十六年生まれ、次男の兼照よりも早く刀匠を志し、父に学びました。本作は同工四十六歳の頃の作、同派の真骨頂とも言える清麿写しです。同派は特に昭和の終わりから平成の始めに掛けて、本歌を思わせる豪壮無比な姿に華やかな乱れ刃を焼いた『清麿写し』を世に送り出しました。結果的にはこれが現代刀ブームを再燃させる一つのきっかけとなりました。
本作も幅広で大切先の堂々たる姿に、美しく華やかな互の目丁字を放胆に焼いています。見る者を圧倒するような刀身の迫力、華やかな出来が清麿写しの醍醐味、地刃冴え渡り、完璧な状態が保たれています。現代刀入門編としても最適です。














【売約済】 商品番号:K-915 刀 銘:肥後國住赤松太郎兼裕作 写清麿

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