短刀 繁平作
(しげひらつくる)
平成十三年一月日


Tanto:Shigehira



現代・新潟



刃長:27.6(九寸一分強) 反り:0.3 元幅:2.82
先幅:2.67 元重ね:0.59 穴1




 おそらく造り、鎬高め庵棟尋常、大切っ先。 表裏棒樋に添え樋をハバキ下で掻き流す。 鍛え、地沸が厚く付いた板目、流れ肌が地景、湯走りを交えて良く働き、地鉄良好。 刃文、湾れに互の目を交えた焼き刃は、刃沸がすこぶる強く、刃中を太い金筋、砂流しが掛かり、刃冴える。 帽子、湾れ乱れ調で、烈しくほつれて、先強く掃き掛けて長く返る。 茎生ぶ、先刃上がり栗尻、鑢筋違い。 銀二重ハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。



【コメント】
 繁平は渡辺繁美と言い、昭和十七年生まれ、新潟県南魚沼郡六日町の出身で、昭和四十年より、人間国宝宮入昭平に師事し、昭和四十六年の第七回新作名刀展に初出品、初入選して以来、優秀賞、奨励賞、努力賞等複数回受賞、入選は十数回を数えます。兄弟子には、人間国宝大隅俊平、無鑑査高橋次平、同年代の門下には大久保和平(無鑑査)、河内国平(無鑑査)らがいます。
 本作は平成十三年、同工五十九歳の頃の作、いわゆる『おそらく造り』短刀、本歌は室町後期、駿河国島田一派の代表工助宗の作で、武田信玄の差し料であったと伝わる名刀です。差し表のハバキ上、鎬の稜線をまたぐように、『おそらく』の文字が陰刻されていたことから、この名が付けられたと云われています。『おそらく造』の定義としては、切っ先の長さが、刃長の半分以上を占める造りを言います。『おそらく』の語源に付いては、諸説あるものの、『おそらくこんな造り込みは、他にはないであろう』とする説が有力です。助宗以降、おそらく造りの作例は、各時代に見られますが、新々刀期では源清麿、斎藤清人、栗原信秀など、清麿系統に多く、現代刀匠でも時折見られます。
 本作は九寸弱、地沸が厚く付いた板目、流れ肌が地景、湯走りを交えて良く働き、湾れに互の目を交えた焼き刃は、刃沸がすこぶる強く、刃中を太い金筋、砂流しが貫いて、帽子も烈しくほつれて、先強く掃き掛けて長く返るなど、相州伝の沸の働きが堪能して頂けます。地刃に細かな鍛えが少しありますが、このスタイル、地刃の出来で楽しんで頂けます。人間国宝宮入昭平高弟、渡辺繁平による、渾身の『おそらく短刀』写しです。








商品番号:L-218 短刀 繁平作

価格: ¥270,000 (税込)
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