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刀 武士道 肥後国八代住赤松太郎兼光作
(ひごのくにやつしろじゅうあかまつたろうかねみつさく)
以自家製鉄鍛之
丙申年初春(平成二十八年)


Katana:HigonokuniYatsushiroju AkamatsuTaroKanemitsu



現代・熊本 拵え入り




刃長:74.6(二尺四寸六分強) 反り:1.6 元幅:3.34
先幅:2.49 元重ね:0.71 先重ね:0.47 穴1




 鎬造り、鎬庵棟尋常、中切っ先。 表裏棒樋をハバキ下で掻き流す。 鍛え、小杢目肌が美しく整い、総体的に細かなに肌立ち、地景交じり、地沸厚く付き、地鉄良好。 刃文、刃縁締まり気味に沸匂い付く互の目丁字乱れを焼き、刃中匂い足繁く入り、細やかな砂流し掛かる。 帽子、湾れ込んで返る。 茎生ぶ、先刃上がり栗尻、鑢筋違い。 銀ハバキ。 時代研磨。
 打ち刀拵え(現代作 全長102.5 鞘 黒の呂塗り 下げ緒黒 柄 24センチ 鮫に黒柄巻き 金具類は全て現代作 縁頭赤銅石目地据え紋金象嵌 目貫赤銅容彫色絵勝虫図 鍔 鉄地木瓜形透、金銀象嵌、雨龍図)入り。



【コメント】
 兼光は木村光宏と言い、昭和五十四年生まれ、かの有名な赤松太郎三兄弟(兼嗣、兼照、兼裕)の長兄である兼嗣(木村兼定)の長男で、熊本県八代市二見下大野町(ふたみしもおおのまち)にある、『木村日本美術刀剣赤松太郎鍛錬所』にて、父、二つ下の弟兼幸(木村安宏)らと共に、精力的に活動しています。今や若手の筆頭で、赤松一門を牽引する刀工です。兼光は光宏とも切り、入選等受賞多数、備前伝丁字を得意とし、鎌倉、南北朝期の備前物を狙った作を多く見ます。
 本作は平成二十八年、同工三十七歳の頃の作、寸法二尺四寸六分強、鞘を払って1,030g、華やかな備前伝丁字を焼いた佳品です。勿論、鑑賞用としても申し分ありませんが、『武士道』と茎に刻まれていることからも分かるように、実用居合い向けの一振りです。『武士道と云うは、死ぬ事と見付たり。』、武士道論書、『葉隠』の中にある一節で、江戸前期の佐賀国鍋島藩士、山本常朝が語ったと伝えられている、余りにも有名な一節です。同書で常朝は、『武士たる者、如何に生きるべきかと同時に、如何に死ぬべきかを考え、己が信じた正義の中で、誇りある死を選ぶべし。』と述べています。そんな強い思いが込められた魂の一振り、人気刀匠赤松太郎兼光による、最高級居合い刀、存分に振って頂いて、強靱な精神、強靱な肉体を培って頂きたいと思います。
















【売約済】 商品番号:L-221 刀 武士道 肥後国八代住赤松太郎兼光作 拵え入り

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