脇差し 陸中国住清房作
(りくちゅうこくじゅうきよふさつくる)
平成六年霜月日


Wakizashi:RikucyukokujuKiyofusa



現代・岩手
岩手県無形文化財
無鑑査刀匠




刃長:27.4(九寸強) 反り:なし 元幅:1.94 元重ね:0.73 穴1



 平造り、庵棟尋常。 鍛え、やや沈み勝ちに詰んだ小板目肌には、白けるような映りが、平地のほぼ全面に渡って現れ、細かな地沸良く付き、地鉄良精良。 刃文、匂い勝ちで華やかな逆丁字乱れは、乱れの出入りが烈しく、所々尖る様な刃を交えながら、刃中葉、匂い足が繁く入り、匂い口明るく締まって、刃が良く冴える。 帽子、乱れ込んで長く返り、棟寄りを焼き下げる。 茎生ぶ、先刃上がり栗尻、鑢化粧筋違い。 銅に金着せ二重ハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。 



【コメント】
 清房は山口武と言い、昭和七年十二月、岩手県生まれ、昭和二十七年に、父親の家業の鍛冶職を継ぎ、包丁やハサミ等を作りましたが、刀鍛冶に感銘を受け、昭和四十一年に、石川県の人間国宝隅谷正峯に師事し、昭和四十四年に作刀認可を得て、昭和四十七年には独立、岩手県盛岡市本宮に『山口清房鍛刀所』を開設しました。新作名刀展に於いては、昭和四十五年に初出品を果たして以来、高松宮賞、薫山賞等、数多くの特賞を受賞し、昭和六十一年に無鑑査に認定、平成五年には、岩手県無形文化財保持者の認定を受けました。
 作風は、師正峯と同じく古作一文字に範を取った、備前伝重花丁字、逆丁字を得意とし、映り再現にも力を注いでいます。同門の弟弟子には、瀬戸吉廣(無鑑査)、廣木弘邦(無鑑査)、宮入法廣(無鑑査)、赤松伸咲らがいます。今年(平成三十年)には、八十六歳を迎える同工ですが、昨年の新作名刀展でも、『太刀の部』にて、無鑑査出品を果たすなど、全く衰えを知らない製作意欲は、驚くばかりで、何ともパワフルな刀匠です。
 本作は平成六年、同工六十一歳の頃の作、備中青江逆丁字乱れの優品、茎にもあるように、前年の『岩手県無形文化財認定』を祝した、注文打ちの記念刀です。寸法一尺二寸四分弱、先反り付いて、身幅3.71㎝もありながら、重ねの薄い造り込みは、南北朝中期の典型的な平脇差しのスタイル、やや沈み勝ちに詰んだ小板目肌は、如何にも精良で、白けるような映りが、平地のほぼ全面に渡って現れています。匂い勝ちで華やかな逆丁字乱れは、乱れの出入りが烈しく、所々尖る様な刃を交えながら、刃中葉、匂い足が繁く入り、匂い口も明るく締まって、帽子も乱れ込んで長く返り、そのまま棟寄りを長く焼き下げています。同工は近年、『鍛刀の道に終わりはない、一生現役、残りの人生を賭けて、究極の一振りを完成させたい』と語っています。
 衰え知らずの無鑑査刀匠山口清房、渾身の備中青江逆丁字写し、『岩手県無形文化財認定』の記念刀です。








商品番号:L-397 脇差し 岩手県無形文化財 陸中国住清房作 無鑑査刀匠

価格: ¥640,000 (税込)
数量:
在庫:

返品についての詳細はこちら

お買いものガイド

月刊コレクション情報
2018年7月号
(6
/25発送)
会員の方のみご覧いただけます
月刊コレクション情報最新号の裏表紙に記載されているユーザー名とパスワードを入力して下さい。


見本誌請求(無料)はこちらから
最新情報をいち早くお届けいたします!



<ごあいさつ>

コレクション情報のホームページをご覧いただきありがとうございます!営業本部長の小牧です。お目当ての刀のお探しや、加工・製作のご相談など、なんでもお気軽にご連絡下さい!


(株)コレクション情報
〒500-8262
岐阜県岐阜市茜部本郷1-49
TEL.058-274-1960
FAX.058-273-7369

カレンダー
  • 今日
  • 定休日
  • 展示会

営業時間 9:00~18:00
FAX/メールは24時間受け付けております。

会社へお越しの際はご一報ください。

ページトップへ