短刀 (太刀銘)月山源貴照作(花押)(二代貞一)
(がっさんみなもとのたかてるさく)


Tanto:GassanMinamotonoTakateru



現代・奈良
自筆箱書き有り
人間国宝




刃長:23.0(七寸六分弱) 反り:僅か 元幅:2.48 元幅:0.63 穴1



 平造り、鎬庵棟尋常。 鍛え、地沸を厚く敷いた板目肌は、細やかな地景がうねるような鍛えで、総体的に良く詰んでおり、地鉄良好。 刃文、湾れ乱れ調の刃取りで、良く沸付いた焼き刃は、刃縁荒沸付いて、ほつれ、沸裂け、二重刃風に沸筋立って、刃中互の目の沸足が入り、金筋、砂流しが頻りに掛かる。 帽子、湾れ込んで突き上げ気味となり、先尖り風に長く返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢目化粧筋違い。 時代研磨。 白鞘入り。



【コメント】
 貞一は月山昇と言い、貞勝の三男として、明治四十年、大阪市東区(現中央区)鎗屋町(やりやまち)に生まれました。大正七年に祖父初代貞一が没すると、僅か十一歳で父貞勝に付いて、家伝の綾杉伝並びに五ヶ伝を学び始めたと云い、一年先輩の兄弟子、後の人間国宝高橋貞次と共に切磋琢磨しました。大正十二年、十六歳の時に、大阪美術協会展に初出品、初入選を果たしました。昭和二年、父と共に『第五十八回伊勢神宮式年遷宮御神宝太刀』五十八振りを製作、昭和四年には、父と共に大元帥(天皇)刀を製作、昭和十年、大阪鎗屋町にあった鍛錬道場を奈良県吉野山に移し、昭和十八年には、吉野山から奈良県橿原(かしはら)市に移しました。また同年には、父貞勝が没しています。昭和二十四年、『第五十九回伊勢神宮式年遷宮御神宝太刀』四振りを製作、昭和四十年、奈良県桜井市茅原(ちはら)に鍛錬道場を開設、同四十一年に『二代貞一』を襲名、同四十二年に『無鑑査』認定、同年から二年連続で『正宗賞』受賞、昭和四十五年に『奈良県無形文化財保持者認定』、『第六十回伊勢神宮式年遷宮御神宝太刀』を製作、昭和四十六年、人間国宝に認定されました。平成七年、八十七歳で没。
 門下には三男の貞利(無鑑査)、広島の三上貞直(無鑑査)、福岡の河野貞光、岐阜の二十五代兼房(貞房)を始め、その他多数の門人がいます。
 作風は、綾杉伝並びに五ヶ伝を巧みにこなしますが、得意としたのは相州伝、彫り物も得意で、兄弟子高橋貞次と並ぶ名手とされます。
 銘振りは、初め『貞光』銘、父が没した昭和十八年頃から、同二十年頃までの作に、『貞輝』銘のものが数振り残されています。昭和三十一年、四十九歳の時に『貴照』へ改銘、昭和四十一年からは『貞一』銘となります。
本作には年紀がありませんが、同工五十代、『貴照』銘時代の作、自筆の箱書きにも『相州鎌倉正宗伝以秘術』とあるように、五郎入道正宗写しの会心作です。
 地沸を厚く敷いた板目肌は、細やかな地景がうねるような鍛えで、総体的に良く詰んでおり、湾れ乱れ調の刃取りで、良く沸付いた焼き刃は、刃縁荒沸付いて、ほつれ、沸裂け、二重刃風に沸筋立って、刃中互の目の沸足が入り、金筋、砂流しが頻りに掛かり、棟寄りも断続的に焼くなど、地刃良く冴えています。七寸五分の短刀ですが、素晴らしい地刃の働きが存分に示された優品です。
 平安中期と伝わる月山鬼王丸の時代から、脈々と伝えられてきた千年の伝統を受け継ぐ、大阪月山家の四代目として、同家の礎を盤石なものとした名匠月山貞一、希少な月山貴照銘の相州正宗写し、自筆箱書きも付属しています。










商品番号:L-551 短刀 (太刀銘)月山源貴照作(花押)(二代貞一) 人間国宝 自筆箱書き有り

価格: ¥950,000 (税込)
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