刀 源秀明作之(堀井秀俊)
(みなもとのひであきこれをつくる)
為安藤氏 大正十四秊(年)秋日


Katana:MinamotonoHideaki



現代・北海道
保存刀剣鑑定書付き




刃長:69.9(二尺三寸一分弱) 反り:1.3 元幅:3.22
先幅:2.06 元重ね:0.86 先重ね:0.55 穴1




 鎬造り、鎬庵棟尋常、中切っ先。 鍛え、やや沈み勝ちの板目、杢目肌が所々肌立ち、地景を交えて地鉄良好。 刃文、直湾れ調で刃縁小乱れて総体的にうるみ匂い口明るく金筋掛かる。 帽子、直調で小丸に返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢化粧筋違い。 銅に銀鍍金ハバキ。 時代研磨(ヒケ、小サビ有り)。 白鞘入り。



【コメント】
 秀明は徳田兼吉と言い、明治十九年、滋賀県滋賀郡下阪本(しもさかもと)村、現在の大津市下阪本に、徳田広吉の三男として生まれ、初め地元で農具鍛冶などをしていましたが、十九歳の頃、堀井家二代目胤明の門人となり、上京して高輪の鍛刀所で学び、以後は『兼明』と銘じ、二十五歳の頃、胤明の娘婿となり、堀井家の三代目を継ぎました。以後は刀剣保存会付属の刀匠として鍛刀、大正二年に保存会から『秀明』銘を賜り、大正七年、日本製鋼所室蘭工業所へ入社、義父と共に北海道へ渡りました。大正十二年、義父が亡くなると、堀井家の棟梁として一門を率いました。そして言わずもがな、同工を一躍有名にしたのが『三笠刀』、『三笠刀』は、明治三十八年、日露戦争日本海海戦に於いて、当時最強無敵のロシアのバルチック艦隊を撃滅した、東郷平八郎率いる『戦艦三笠』の大活躍を記念し、その破損した砲身残鉄を使用して鍛えた記念刀で、昭和三年~七年に掛けて製作されています。昭和八年、皇太子『明仁親王』ご生誕により、『明』の字を用いることをはばかって、昭和九年一月から『俊秀』と改めました。以後数々の功績を残し、昭和十八年十月、五十八歳で没。堀井家の伝統は子の信秀(長男)、胤次(次男)、胤匡(胤次の子)、多数の門人が受け継ぎました。また『元帥刀』製作の命を賜った、数少ない刀匠の一人で、『元帥』とは、天皇(大元帥)を除いた一般軍人の最高の栄誉称号で、陸海軍大将の中から、より優れた人物が選ばれます。陸軍では、山県有朋、大山巌、海軍では東郷平八郎、山本五十六などが有名です。この製作を賜ったのは、現物確認されている物だけに限ると、月山貞勝、森岡正吉、笠間一貫斎繁継、堀井秀明(俊秀)の四名のみです。
 本作は大正十四年、同工三十九歳の頃の作、寸法二尺三寸一分弱、身幅重ねガシッとした姿で、銘文、年紀より注文打ち入念作です。前述のように、俊秀は日本製鋼所室蘭工業所の社員であり、刀剣類の製作は、会社を通して正式に発注を受けて製作しています。そこで製作されたものは、全て押型を取って保管されており、『俊秀押型集』として、甲乙丙丁の四冊にまとめられています。本作も刃縁の沸匂いが深く、刃もうるんで明るく、鍛えも沈み勝ちに板目、杢目肌がうねっており、地景を交えた素晴らしい鍛えです。茎仕立て、銘振りも完璧で、疑う余地が全くありませんが、この度、保存鑑定も付きました。現状、ヒケ、小サビが見られるので、ピシッと仕上げたら完璧です。『三笠刀』並びに『元帥刀』作者としても名高い堀井秀俊、大正期秀明銘の貴重な一振りです。








商品番号:L-572 刀 源秀明作之(堀井秀俊) 保存刀剣鑑定書付き

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