槍 無銘(伝手掻)
(でんてがい)


Yari:Mumei(Dentegai)



古刀・大和 南北朝期
特別保存刀剣鑑定書付き




刃長:21.4(七寸一分弱) 反り:なし 元幅:1.59 元重ね:0.63 穴1



 平三角造り、五角塩首長い。 鍛え、地沸を厚く付けた小板目肌が良く詰んだ鍛えは、柔らかな流れ肌が波状に流れる綺麗な地鉄で、地鉄良好。 刃文、直調で刃縁に小乱れ、ほつれを交えた焼き刃は、刃中柔らかな金筋、砂流し掛かり、匂い口明るく潤む。 帽子、直調でほつれて焼き詰める。 茎生ぶ、先ぜんまい形、鑢不明。 時代研磨。 白鞘入り。



【コメント】
 手掻一派は、東大寺の西の正門である、輾害(てんがい)門の近くに住して鍛刀したことから、この名があると云われる、東大寺専属の鍛冶集団です。鎌倉末期の包永を祖として、その子包清らが、南北朝期に掛けて活躍、それぞれには同銘後代がおり、その技を受け継いでいます。南北朝期を下らない同派の作を手掻、室町期以降の作を末手掻と呼んでいます。
 室町期に入ると、同派以外の大和四派では、尻懸則長の後代作を見るぐらいで、ほとんど衰退していましますが、同派のみ他の四派を半ば吸収するような形で繁栄、包重、包行、包清、包俊、包吉、包真、包家、包宗、包貞など、皆『包』の字を通字としました。
 同派からは、古刀期に志津兼氏、新刀期には文珠鍛冶として分派し、南紀重国、陸奥守包保などの名工を輩出しました。
 本作は刃長七寸一分弱、無銘ながら、『伝手掻』と極められた南北朝期を下らない平三角槍の現存品、茎尻を丸く折り曲げてぜんまい形になっており、これが目釘穴の役割を果たしています。ぜんまい形の目釘穴は、室町期の作にも稀に見られますが、非常に珍しいものです。
 地沸を厚く付けた小板目肌が良く詰んだ鍛えは、柔らかな流れ肌が波状に流れる綺麗な地鉄で、直調で刃縁に小乱れ、ほつれを交えた焼き刃は、刃中柔らかな金筋、砂流し掛かり、匂い口は明るく潤んでいます。地刃の研ぎ減り、細かな鍛え肌は多少ありますが、主戦武器であった槍は、破損する割合が高く、時代が古いもの程残っていません。南北朝期の手掻鍛冶の作で、ぜんまい目釘槍の現存作となれば希少、特保も付いて、研ぎの状態も良く、白鞘にピシッと収まっています。貴重な資料にも成り得る逸品です。












【売約済】商品番号:L-656 槍 無銘(伝手掻) 特別保存刀剣鑑定書付き

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