刀 備前国長船住横山祐包作
(びぜんのくにおさふねじゅうよこやますけかねつくる)
慶應二年二月日(一八六六年) 友成五十八代孫


Katana:Bizennokuni Osafuneju Yokoyama Sukekane



新々刀・備前 江戸末期
拵え付き
保存刀剣鑑定書付き(鐔に江戸肥後で保存鑑定書付き)




刃長:71.2(二尺三寸五分弱) 反り:2.1 元幅:3.02
先幅:2.03 元重ね:0.74 先重ね:0.47 穴1




 鎬造り、鎬尋常庵棟低め、中切っ先。 鍛え、地沸の良く付いた小板目肌が詰み、所々細かに肌立つ鍛えで、地鉄良好。 刃文、直調の焼き出しから小互の目丁子乱れを匂い勝ちに焼いており、匂い口締まる。 帽子、直調で小丸に深く返る。 茎生ぶ、先刃上り栗尻、鑢切り。 銀二重風ハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。
 打ち刀拵え(現代作 全長101センチ 柄25センチ 鞘 黒の呂鞘 下げ緒黒 柄 鮫に深緑柄巻き 縁頭赤銅容彫金象嵌波龍図 目貫、赤銅地容彫 鍔 鉄地木瓜形鋤出し彫、金銀布目象嵌、瓢箪図)付き。
 



【コメント】
 横山祐包は俊吉と言い、守時吉郎兵衛の次男として生まれ、俊左衛門尉と称しました。後に伊勢守祐平の長男、祐盛の養子となって横山祐平家を継承、江戸期に於ける長船鍛冶の最期を飾るに相応しい名工です。『友成五十八代孫』と茎に刻むのは、自称ではあるものの、平安中期より九百年余り続いてきた備前鍛冶の一員であるという自負の表れでもあります。作は天保から明治の初め頃まで、綺麗に詰んだ地鉄に、匂い勝ちで匂い口の締まった丁子乱れを主体とした刃を焼き、河内守国助風の拳形丁子が交じることもまま見受けられます。
 本作は慶応二年、同工晩年に近い円熟期の作、寸法二尺三寸五分弱、反りやや深く付いた、美しくしなやかな太刀風の姿、地沸の良く付いた小板目肌が詰み、所々細かに肌立つ鍛え、同工典型的な小互の目丁子乱れを匂い勝ちに焼いており、匂い口も締まっています。反りが少し深いですが、拵え付きで、鞘を払って1,034g、この寸法で、この重さ、バランスの新々刀も中々見当たりません。外装金具は、江戸肥後の金銀布目象嵌瓢箪図鐔、赤銅波龍縁頭等が付いており、鐔等の厚みが少し足りないため、ややガタ付きますので、要調整です。
 絶妙のバランスを備えた横山俊左衛門尉祐包の幕末刀、地に細かな鍛えが僅かに見られますが、同工典型作であるため、勿論、鑑賞用としても楽しんで頂けます。
















商品番号:L-747 刀 備前国長船住横山祐包作 保存刀剣鑑定書付き 拵え付き

価格: ¥748,000 (税込)

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