脇差し 薩州住平正良(四代)
(さっしゅうじゅうたいらのまさよし)
寛政九年巳八月日(一七九七年)


Katana:Sassyuju Tairano Masayoshi



新々刀・薩摩 江戸後期
特別保存刀剣鑑定書付き




刃長:40.9(一尺三寸五分弱) 反り:0.9 元幅:3.83
先幅:3.41 元重ね:0.81 先重ね:0.74 穴1




 鎬造り、鎬高め庵棟低め、大切っ先。 鍛え、板目肌がうねりながら流れて上品に肌立つ鍛えは、地色明るく、地景が良く入り、地沸付き地鉄概ね精良。 刃文、互の目乱れを主体とした焼き刃は、尖り風の刃、湾れ、小互の目を交え、刃縁には荒沸が烈しく付いて沸裂け、沸崩れ状となり、刃中金筋、砂流し掛かり、匂い口もすこぶる明るく冴える。 帽子、湾れ調で沸粒盛んに付き先掃き掛け返る。 茎生ぶ、先入山形、鑢浅い勝手下がり。 銅二重ハバキ。 時代研磨(切っ先僅かにアタリ有り)。 白鞘入り。



【コメント】
 四代正良は緒方弥平太と言い、安永二年に三代正良、後の伯耆守正幸の子として生まれました。寛政元年、父が正幸改銘と同時に、十七歳で四代正良を襲名し、後に正国へ改銘、正国銘での父との合作刀も残されています。
 作は寛政から嘉永頃まで、父同様に豪壮な姿が多く、湾れに互の目、尖り風の刃を交えた焼き刃で、匂い深く、荒沸付き、烈しい金筋、砂流しの掛かる相州伝を得意としています。
 本作は寛政九年、同工二十五歳の頃の作、大切っ先で寸法一尺三寸五分弱でありながら、元幅3.83㎝、先幅3.41㎝もある造り込みは、大鉈の如く物凄い迫力です。板目肌がうねりながら流れて上品に肌立つ鍛えは、地色明るく  地景が良く入り、互の目乱れを主体とした焼き刃は、尖り風の刃、湾れ、小互の目を交え、刃縁には元から先まで大粒の荒沸が烈しく付いて沸裂け、沸崩れ状となり、刃中金筋、砂流し掛かり、匂い口もすこぶる明るく冴えています。
 地刃は如何にも健全でしっかりしており、疵もありません。
四代平正良、父に比肩する秀逸な出来映えを示した会心作、特別保存鑑定が付いて、同工の代表作になる優品です。










商品番号:L-759 脇差し 薩州住平正良(四代) 特別保存刀剣鑑定書付き

価格: ¥670,000 (税込)
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