刀 (太刀銘)肥前国忠吉(六代)
(ひぜんのくにただよし)


Katana:Hizennokuni Tadayoshi



新々刀・肥前 江戸後期
特別保存刀剣鑑定書付き




刃長:66.2(二尺一寸八分強) 反り:2.1 元幅:2.93
先幅:1.72 元重ね:0.91 先重ね:0.43 穴1




 鎬造り、鎬高く庵棟尋常、小切っ先。 鍛え、小板目詰んで細かに肌立つ地鉄は、繊細な地沸と地景を配した小糠肌となり、地鉄概ね精良。 刃文、直湾れ調の焼き刃は、刃縁に沸匂いが帯状に厚く付いて、匂い口潤むように明るく冴える。 帽子、直調で大丸風に返る。 茎生ぶ、先入山形、鑢切り。 銅ハバキ(一部銀着せ)。 時代研磨(細かな刃アタリ有り)。 白鞘入り。



【コメント】
 六代忠吉は、五代の次男として、元文元年(一七三六)に生まれ、父存命中は忠廣と銘じました。初期の頃は父の代作が多かったため、自身作が見られるのは、天明頃からで、寛政二年に近江守を受領、文化十二年、八十歳で没。時代的には、水心子正秀などと同時代に当たります。
 本作は寸法二尺一寸八分強、小切っ先で反り深めに付き、元先身幅の差がある造り込みは、鎌倉期の小太刀を思わせ、鎬高く元重ねはしっかりとしています。
 六代は『肥前国近江守忠吉』と切る場合が最も多いのですが、本作は貴重な五字忠吉銘を切っています。五字忠吉銘は初代のみならず、三、四、五、六、八、九代にも見られ、一見紛らわしいですが、仔細に見れば、それぞれの手癖が各所に見られます。
 小板目詰んで細かに肌立つ地鉄は、繊細な地沸と地景を配した小糠肌となり、直湾れ調の焼き刃は、刃縁に沸匂いが帯状に厚く付いて、匂い口潤むように明るく冴えています。
 六代近江守忠吉による五字忠吉銘の特注品、肥前直刃の典型を示し、特別保存鑑定も付いた大変真面目な逸品です。 














商品番号:L-927 刀 (太刀銘)肥前国忠吉(六代) 特別保存刀剣鑑定書付き

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