短刀 兼定
(かねさだ)


Tanto:Kanesada



古刀・美濃 室町後期
拵え入り
特別保存刀剣鑑定書付き




刃長:20.5(六寸八分弱) 反り:なし 元幅:2.07 元重ね:0.55 穴1



 平造り、庵棟低め。 鍛え、小板目に細かな流れ肌を交えて、やや沈み勝ちに良く詰み、地鉄良好。 刃文、互の目乱れを主体とした焼き刃は、湾れ、箱掛かった刃、尖り風の刃を交えて、刃縁匂い勝ちに良く冴え、地には様々な形状の飛び焼きが点在する。 帽子、地蔵風に湾れ込んで長く返り、棟寄りを湾れ調に区際まで焼き下げる。 茎生ぶ、先栗尻、鑢檜垣。 銅ハバキ。 時代研磨。
 時代合口拵え(全長・31 縁・頭、角 鞘、黒艶塗り銀杏金蒔絵 下げ緒、紫・卯の花)入り。



【コメント】
 本作は寸法六寸八分弱とやや小振りですが、目釘穴の上中央に小振りな二字銘を切っています。かの有名な之定にも二字銘の作がありますが、それとは書体が異なり、どちらかと言えば之定の父、初代兼定銘に近いものがあります。初代とは断定し難いところですが、時代的には之定とほぼ同時期、永正から大永頃までの作で間違いないかと思います。刃区上辺りは少し減っていますが、小板目に細かな流れ肌を交えて、やや沈み勝ちに良く詰んだ地鉄、互の目乱れを主体とした焼き刃は、湾れ、箱掛かった刃、尖り風の刃を交えて、刃縁匂い勝ちに明るく冴えて、地には様々な形状の飛び焼きが点在しています。
 帽子も地蔵風に湾れ込んで長く返り、棟寄りを湾れ調に区際まで焼き下げるなど、兼定系統の真骨頂でもある、地刃の鍛えの美しさを良く示した佳品、上品な金蒔絵の時代合口拵えに入っています。










【売約済】商品番号:L-935 短刀 兼定 拵え入り 特別保存刀剣鑑定書付き

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