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脇差し 津田越前守助廣
(つだえちぜんのかみすけひろ)
延宝元年十二月日(一六七三年)


Wakizashi:TsudaechizennokamiSukehiro



新刀・摂津 江戸前期
拵え付き
最上作 大業物
第五十一回重要刀剣指定品




刃長:78.8(二尺六寸強) 反りなし 元幅:2.56 先幅:1.78 元重ね:0.62 先重ね:0.43 穴なし



刃長:47.4(一尺五寸六分弱) 反り:1.2 元幅:3.03 先幅:2.41 元重ね:0.67 先重ね:0.53 穴1 鎬造り、鎬尋常庵棟尋高め。 鍛え、小板目肌美麗に良く詰み地沸え微塵に厚く付き地鉄最良。 刃文、互の目丁字乱れ刃縁には細美な沸が微塵に厚く付き匂い深々として刃中上品な砂流し金筋掛かる。 帽子、焼き深く直調で先掃き掛け小丸に返る。 茎生ぶ、先入山形、鑢化粧(香包鑢)大筋違い。 銅に銀着せ金鍍金二重ハバキ。 最上研磨充分。 白鞘入り。
時代脇差拵え(幕末期 全長約73センチ 鞘、黒漆研ぎ出し鮫鞘、栗型赤銅しとどめ同 柄、黒鮫に深緑諸ひねり柄巻き、縁頭鉄地、雷紋布目象嵌、目貫赤銅地容彫蛤図 鍔、無銘、赤銅魚子地堅丸形、耳に采配を据え紋象嵌色絵 小柄、無銘、赤銅魚子地、据紋象嵌色絵、鳥の羽図)



【コメント】
 新刀最上作大業物、津田越前守助廣の重要刀剣脇差し、典型且つ完成された華やかな濤瀾乱れを焼いた『角津田銘、延宝年紀入り』名品、同工壮年円熟期の会心作です。
二代助廣は寛永十四年(一六三七年)、摂津打出村(現在の芦屋市)に生まれ、大阪に出て初代助廣の門人となり、後に養子となって二代助廣を襲名、寛文七年(一六六七年)、大阪城代青山因幡守宗俊の抱え鍛冶となりました。言わずと知れた濤瀾刃の創始者であり、井上真改と双璧を成す、大阪新刀鍛冶の最高峰です。作刀期間は承応二年(一六五三年)から天和二年(一六八二年)までの三十年余り、十七歳の頃から作刀していますが、明暦三年(一六五七年)の終わり、二十一歳の頃までは初代の代作代銘を行っています。同年『越前守』を受領、万治元年(一六五八年)から二代助廣として独立、これ以降が自身銘の作になります。銘の変遷としては、最初は基本『越前守助廣』銘ですが、万治元、二年のみ『越前守源助廣』と源姓の銘も見られ、翌年から寛文四年(一六六四年)頃までは『越前守藤原助廣』と藤原姓の銘も見られます。寛文七年二月からは、津田を冠した『津田越前守助廣』銘となり、筋違いのみであった鑢目に、同工特有の香包化粧鑢が加わります。同年八月からは裏年紀のみ草書銘となり、以降延宝二年(一六七四年)二月までの七年間を『角津田』銘、それ以降天和二年正月までの八年間を『丸津田』銘と呼びます。同年三月、四十六歳で急逝。
作風は、初代の代作期に於いては、丁字に互の目交じり、小丁字乱れ、焼きの高い足長丁字など全て初代風、寛文三年に初代没後は、濤瀾風の刃交じる互の目乱れへ移行、焼きの谷に玉を焼くようになります。同工の代名詞でもある濤瀾刃が完成するのは、角津田銘となった後、延宝期に入ってからであり、湾れ調、直刃もあり、いずれにしても抜群に上手いです。
本作は延宝元年十二月作、同工三十七歳の頃の作、いわゆる『角津田』です。前述した通り、翌年二月からは丸津田銘に変わりますので、最終に近い角津田銘の作に当たります。前述したように延宝期の助廣は、角津田、丸津田問わず、全てに於いて完成される時期であり、本作を含め、同工の重要刀剣指定品の内、八割近くが延宝期の作です。
本作も元先身幅の差が少ないカチッとした造り込みで、切っ先も強く延び心で、まま見受けられる同工の脇差しに比べ、力感に溢れています。当然ではありますが、重要刀剣レベルになると、地肉、刃肉しっかりと付いて、姿の崩れなども皆無です。地色明るく、やや青み掛かった小板目肌は良く詰み、細美な沸が微塵に厚く付いて、細やかな地景を配した最上の鍛え、焼き刃は同工の代名詞でもある濤瀾乱れを主体として、大互の目に小湾れを交え、太く長い匂い足が良く入って、刃中細やかな金筋、砂流しが掛かっています。特に刃縁に凝縮された沸匂いの層の厚み、深み、にじむような輝きは感動的に美しく、また緩みのない美しい鍛え、むらなく均等に付く刃沸などに、同工の卓抜した鍛刀技術を再認識させられます。
自らが創始し、模作しながらも試行錯誤を繰り返した濤瀾刃が、本作を以て遂に完成したと言っても過言ではありません。覇気溢れ、心技体全てに於ける充実振りがひしひしと伝わってくる名品、これが新刀随一の地刃の冴え、角津田銘、延宝年紀、濤瀾刃の会心作、艶やかな研ぎ出し鮫鞘の時代拵えも助廣に相応しい大変上質な一作、強くお薦めさせて頂きます。
























商品番号:V-1556 脇差し 津田越前守助廣 最上作 大業物 拵え付き 第五十一回重要刀剣指定品

価格: ¥5,500,000 (税込)
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