刀 無銘(伝長船元重)
(でんおさふねもとしげ)


Katana:DenOsafuneMotoshige



古刀・備前 南北朝初期
最上大業物
第三十三回重要刀剣指定品




刃長:64.0(二尺一寸一分強) 反り:1.1 元幅:2.94
先幅:2.17 元重ね:0.71 先重ね:0.53 穴3




 鎬造り、鎬尋常三ッ棟低め、中切っ先。 鍛え、板目に杢目の交じる鍛えは、地沸を厚く付けて、総体的に上品に肌立ち、波状に流れる肌、地景を交え、鎬寄りにほのかに映りが立ち、地鉄精良。 刃文、直刃調で刃中角張った刃、互の目、小互の目を交え、刃は総体的に逆掛かり、刃中柔らかな砂流し掛かり、 前述の如く、刃縁から刃中に向かって足、葉が鋭角に入り、匂い口は明るく締まり気味となる。 帽子、小乱れて突き上げ風に先尖って返る。 茎大磨り上げ、先極浅い刃上がり栗尻、鑢筋違い。 銅に金着せ二重ハバキ。 時代研磨(小サビ、ヒケ有り)。 白鞘入り。 {現在は、重要刀剣指定書、図譜、付属の本阿弥光常折紙は、紛失のため、重要刀剣指定証明書(平成二十九年七月発行)のみ。}



【コメント】
 最上大業物であり、『貞宗三哲』にもその名を連ねる、長船元重の重要刀剣、同工典型の焼き刃を示した、南北朝最初期の備前太刀です。
 元重は長船鍛冶でありながら、兼光や長義とは系統を異にする刀工で、畠田守家の孫、守重(長船長光の娘婿)の子、重真の兄と伝わっています。最上大業物且つ『貞宗三哲』にもその名を連ねる備前鍛冶の代表格です。長寿であったため、作刀期間は、鎌倉末期の正和頃より、南北朝中期の貞治頃まで及んでいます。故にその造り込みは、時代を反映し、切っ先身幅尋常な姿から、切っ先延びた大柄な姿まで見られます。作風は、板目に杢目交じりの鍛えに、流れる様な柾気が交じり、総体的に肌立ち気味で、地景入り、地斑状の肌合いや乱れ映りの出る場合もあります。焼き刃は、直刃仕立てで、刃中角張る互の目が目立ち、互の目、丁字、片落ち風の刃、のこぎり状の刃を交えますが、刃は総体的に逆掛かるのを基本とします。また刃縁から刃中に向かって足、葉が鋭角に入る『陰の尖り刃』は、同工特有の働きです。逆掛かった焼き刃、突き上げ風で尖り心となる帽子などは、同時期の青江鍛冶に近いものがありますが、肌質の違い、 刃幅が総体的に広いなどの相違点が挙げられます。
 本作は三つ棟で反り浅め、身幅カチッとした造り込みで、板目に杢目の交じる鍛えは、地沸を厚く付けて、総体的に上品に肌立ち、波状に流れる肌、地景を交え、鎬寄りにほのかに映りが立っています。刃は直刃調で刃中角張った刃、互の目、小互の目を交え、刃は総体的に逆掛かり、刃中柔らかな砂流し掛かり、 前述の如く、刃縁から刃中に向かって足、葉が鋭角に入る、『陰の尖り刃』も所々顕著に現れています。匂い口は明るく締まり気味となり、帽子も小乱れて突き上げ風に先尖って返るなど、地刃に元重の特徴が大変良く示されています。南北朝最初期作と鑑せられる、素晴らしい逸品です。
 惜しまれるのは、重要刀剣指定書、図譜、付属の本阿弥光常折紙を紛失してしまったことで、現在は重要刀剣指定証明書(平成二十九年七月発行)のみとなっています。しかしながら刀は本当に良い物で、地刃も健全、仕上げの研ぎをピシッと掛ければ、文句なしです。
 本阿弥家十二代当主、本阿弥光常が認めた長船元重の典型作優品、最上大業物、『貞宗三哲』の名に恥じない、南北朝最初期の備前太刀です。














商品番号:V-1641 刀 無銘(伝長船元重) 第三十三回重要刀剣指定品

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