日本刀、刀剣、刀装具のコレクション情報


銘:備前介藤原宗次 裏銘:慶応二年十一月日  
katana: Bizennosuke Fujiwara Munetsugu 

高級鑑賞向  新々刀    日本美術刀剣保存協会:第四十二回重要刀剣 

刃長71.0(二尺三寸四分強) 反り:0.8 元幅:3.25 先幅:2.5 元重ね:0.77 先重ね:0.49 穴:1

鎬造り、庵棟、身幅広く、鎬高めとなり、元先の幅差目立たず、大切先 鍛え、小板目肌良く詰み、地沸え細やかにに付き、地鉄この上なく精良 刃文、丁子乱れに拳風の丁子、角ばる刃、互の目など交じり、総じて大模様の刃取りとなり、足長く良く入り、匂い口しまりごころに小沸えむらにつき、細やかに砂流しかかり、匂い口明るく冴える 帽子、乱れ込んで先尖って返る 茎生ぶ、先入山型、鑢目切 表裏腰元に、表は鎬筋を中心に「南無妙法連華経」の文字の陰刻り、裏鎬地に護摩箸を丸止め

「コメント」
宗次は享和三年奥州白川生まれ、加藤綱英門、綱英の弟である長運斎綱俊の影響を受け、白川藩松平家に仕えます。その後、藩が伊勢桑名に移封後は江戸麻布永坂にて桑名藩工として作刀しました。弘化二年備前介を受領、作刀期間は文政から明治初年の頃にまでおよびます。
その作風は一貫して備前伝でありよく詰んだ綺麗な地鉄に、匂い勝ちの丁子乱れ刃を焼き絶大な人気を得、清麿と全く対照的に大名や著名人の注文打ちが多く見られます。
この刀は、地鉄美しく、常にも増して華やかな丁子主調の乱れ刃を仕上げ、匂い口明るく冴え、同作中の特筆すべき優品です。本作に見られる「南無妙法連華経」の文字の陰刻は、文字の筆端を髭のようにはねて書くことから、髭題目と称され、同作中、この種の彫りは初見であり同工、同派の彫り物を研究するに上において資料的にも大変貴重な作であろうと思われます。
新々刀において重要刀剣に指定されることは非常に難しく、その難関を突破してきただけのことはある世に二振りとなき備前介宗次の逸品です。

商品番号:V-355

売約済


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