刀 銘:石堂運壽是一精鍛之 慶應二二年二月日
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新々刀 優作 日本美術刀剣保存協会:特別保存鑑定 |
刃長:69.8cm(二尺三寸弱) 反り:1.6cm 元幅:3.14cm 先幅:2.20cm 元重ね:0.70cm 先重ね:0.54cm 目釘穴:1
鎬造り、庵棟、中切っ先、腰反り程良し。鍛え、板目肌流れて柾目がかり精緻に詰み地沸深く付く。刃文、丁子乱れ匂い深く、金筋、砂流し全体に繰り返し現れ足入り働き盛ん。帽子、乱れ込んで小丸。茎、生ぶ、鑢目、化粧付き一本突きの大筋違い仕立て非常に美しく鉄色潤う。銅に金着せハバキ。白鞘入り。 「コメント」 是一は初代長運斎綱俊の甥で、綱俊に学び名家・江戸石堂家の七代目を継ぎました。石堂運壽と称して高く評価され、幕府の抱え工となり固山宗次と同様社会的地位の高い名工となりました。伊勢神宮の奉納刀・南町奉行遠山左衛門尉の所持名入りの刀が現存するところを見ると、その知名度・実力は新々刀刀工中最上位であることは言うまでもありません。代々石堂家は、古くは近江に始まり、新刀期以降は江戸・紀州(後に大坂に移住)・福岡に分派しています。それぞれの地で多数の名工を生み出していますが、元々備前一文字の流れを汲む一派であるため、備前丁字乱れをその真髄としています。 この刀も代々受け継いできた備前伝を巧みに焼き上げていますが、よく見てみますと沸出来で刃中も金筋・砂流しを交え激しい変化を付けています。これは当時、同じく江戸で頭角を現してきていた清麿一門が得意とする相伝備前に多大な影響を受けたのではないかと思われます。それを巧みに吸収・消化し、独自の方法で作品として表現しています。常に流行を見極め、取り入れていこうとする是一の貪欲さが窺えます。ですから何度見ても飽きません。この刀にはそれほどの吸引力があります。さらに、茎について通常あまり触れませんが、この刀は思わず言及したくなる程美しい仕事がなされています。是非お手にとってご覧頂きたい秀逸な一振りです。 |
| 商品番号:V-489 |
¥3.300.000 |
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