脇差し 会津住三善長道
(あいづじゅうみよしながみち)
慶応三卯年春(一八六七年)


Wakizashi:Aizuju Miyoshi Nagamichi



新々刀・陸奥 江戸末期
拵え入り
保存刀剣鑑定書付き




刃長:37.2(一尺二寸三分弱) 反り:0.9 元幅:3.08 元重ね:0.77 穴1



 平造り、庵棟低い。 鍛え、板目が肌立ち、所々流れ肌が強く現れ、地沸厚く付き、湯走り交えて、地鉄概ね良好。 刃文、湾れに互の目、小互の目、小乱れを交えた刃文は、刃縁に荒沸を多数配し、所々沸裂けとなる。 帽子、直調で丸く返り、そのまま棟寄りを烈しく焼き下げる。 茎生ぶ、先僅かに刃上がりの栗尻、鑢勝手下がり。 銅に銀着せハバキ。 時代研磨(小サビ、ヒケ有り)。 
 脇差拵え(江戸期 全長58.5 鞘 青貝微塵散塗り こじり、栗型、鯉口は四分一研磨地無模様 小柄、鉄地据え紋真鍮象嵌梅花図 柄 鮫に黒柄巻き 目貫赤銅容彫金象嵌水鳥図 縁頭、四分一研磨地無模様 鍔 鉄地木瓜形鋤出彫金象嵌、竹林に犬の図)入り。



【コメント】
 会津三善一派は、三代目に陸奥大掾三善長道が登場すると、その出来、斬れ味から、後に『会津虎徹』、『会津正宗』などと称され、最上大業物鍛冶としてその名を天下に響かせました。以後同銘が明治期まで十代を数えます。
本工は九代目の長道で、文政二年、八代の嫡男として生まれ、初め芳太郎、後に藤四郎と称し、父との合作もまま見られ、明治二十一年、七十歳没。
本作は慶応三年、同工四十九歳の頃の作、寸法一尺二寸三分弱、身幅重ねしっかりとした平身の小脇差しです。
 湾れに互の目、小互の目、小乱れを交えた刃文は、刃縁に荒沸を多数配し、所々沸裂けとなり、地には湯走り、帽子の返り長く、棟寄りを烈しく焼き下げて板目が肌立って流れ気味の鍛え 地刃の沸が強い相州伝の作域を示しています。地刃に細かな鍛えもありますが、九代三善長道の貴重な在銘正真現存作、会津刀コレクターならずとも押さえたい一振り、青貝微塵散らし塗り鞘の外装に入っており、時代金具を使用した中々良い作です。
















【売約済】商品番号:L-944 脇差し 会津住三善長道 保存刀剣鑑定書付き 拵え入り

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