脇差し 備州長船行久
(びしゅうおさふねゆきひさ)
應永廿九年八月日(一四二二年)


Wakizashi:Bisyu Osafune Yuhikisa



古刀・備前 室町初期
特別保存刀剣鑑定書付き




刃長:30.6(一尺一分弱) 反り:0.1 元幅:2.67 元重ね:0.57 穴1



 平造り、庵棟低い。 表裏棒樋をハバキ上で丸留める。 鍛え、板目肌に杢目を交えた地鉄は、所々流れ肌が強く肌立ち、総体的に白けるような映り立ち、地鉄良好。 刃文、湾れに小互の目を交えた刃文は、小沸付いて匂い深く、柔らかな金筋、砂流し掛かる。 帽子、湾れ込んで先尖り風に掃き掛け返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢筋違い。 銀ハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。
 



【コメント】
 行久は、長船秀光の子と伝わる、いわゆる小反り一派に属する刀工です。 小反りとは、長船兼光系門人で、南北朝末期から室町初期に掛けて活躍した長船傍系鍛冶の総称とされており、秀光、行久、成家、守助、守弘、守久等々が代表工です。小模様の小互の目乱れ、尖り心の帽子が特徴です。
 本作は応永年紀の入った希少な同工現存作、寸法一尺一分弱、身幅の割に寸の延びた室町初期特有のスタイルを示しています。
 板目肌に杢目を交えた地鉄は、所々流れ肌が強く肌立ち、総体的に白けるような映りも見られます。湾れに小互の目を交えた刃文は、小沸付いて匂い深く、帽子も先が尖り気味に掃き掛けるなど、典型的な作風を示しています。
 多少の研ぎ減り、鍛えはありますが、特別保存鑑定が付いて、年紀の入った応永備前鍛冶の現存作です。












商品番号:M-149 脇差し 備州長船行久 特別保存刀剣鑑定書付き

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