短刀(名物包丁正宗写し) 小左衛門行平(宮入恵)
(こさえもんゆきひら)


Tanto:Kosaemon Yukihira



現代・長野
無鑑査刀匠
『刀工宮入小左衛門行平展』出品作




刃長:27.7(九寸一分強) 反り:僅か 元幅:3.94 元重ね:0.70 穴1



 平造り、三ッ棟低い。 護摩箸を欄間透かしにして、爪を添える。 鍛え、強靱な小板目鍛えは、黒光りする大粒の地沸を厚く敷き、所々沸が凝結して湯走り状を呈し、細かな地景を配して地鉄概ね精良。 刃文、湾れ互の目乱れの刃文は、刃縁に沸粒が万遍なく付き、匂い深く、刃中太い沸足入り、繊細な金筋、砂流し掛かって匂い口すこぶる明るい。 帽子、直調で沸付き、先小丸に長く返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢逆筋違い。 銀二重ハバキ(被せ部分は銅に金着せ)。 時代研磨。 白鞘入り。



【コメント】
 小左衛門行平は、宮入恵と言い、昭和三十二年、人間国宝宮入昭平(行平)の次男として、長野県埴科(はにしな)郡坂城町(さかきまち)に生まれました。
 昭和五十二年、父行平に師事し鍛刀修行を始めるが、同年十一月に父が急逝、以後は父の高弟、藤安将平に師事しました。
 昭和五十八年、新作名刀展初出品にて努力賞を受賞以来、平成十二年まで十八年連続受賞、最高賞である高松宮賞は六回受賞、同年六月無鑑査に認定されました。現在は全日本刀匠会副会長並びに会長代行も務めています。
 銘は初め『宮入恵』、平成八年六月より『小左衛門行平』と改め、作風は、父同様に相州伝上工や源清麿を狙った作を多く見ます。
 本作は国宝名物『包丁正宗』写し、寸法九寸一分強、身幅3.94㎝、何とも幅広で豪壮な短刀、今や相州伝の第一人者と呼ばれる同工が、天下の名物をこの世に再現しました。
 本歌の包丁正宗は世に三口現存しており、全て生ぶ無銘で国宝に指定されています。姿、寸法などはどれも似ており、それぞれ出来、彫りが異なりますが、この包丁正宗が最も烈しい出来を示しています。護摩箸を欄間透かしにして爪を添えた彫りもかなり特徴的で、『包丁正宗』写しと言えば、ほぼこの作を写したものかと思います。
 本作に年紀はありませんが、登録証より平成二十六年、同工五十七歳の頃の作、また本作は平成二十八年に東京で開催された、『夢は香る~刀工宮入小左衛門行平展~』の出品作となっています。
 見るからに強靱な小板目鍛えは、黒光りする大粒の地沸をびっしりと厚く敷き、所々沸が凝結して湯走り状を呈し、細かな地景を配しており、湾れ互の目乱れの刃文は、刃縁に美しい沸粒が万遍なく付き、匂い深く、刃中太い沸足入り、  繊細な金筋、砂流し掛かって匂い口はすこぶる明るく判然としません。
 欄間透かし彫りも狂いなくビシッと決まっており見事です。
『小左衛門行平』の名は、江戸末期に刀鍛冶を目指して江戸へ出た曾祖父宮入小左衛門と父行平から受け継いだものであり、正に宮入家の伝統そのものです。
 その襲名に当たって同工は、『図らずも志し半ばでこの世を去った両名が描き切れなかった夢の続きを、こんどは自分が描いていかなければならない。』と語っています。
 現代刀相州伝の最高峰、宮入小左衛門行平による渾身の『包丁正宗』写し、魂を揺さぶられる会心の一振りです。








商品番号:M-456 短刀(名物包丁正宗写し) 小左衛門行平(宮入恵) 無鑑査刀匠 『刀工宮入小左衛門行平展』出品作

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