短刀 備前国住長船祐定作(二代与三左衛門尉)
(びぜんのくにじゅうおさふねすけさだつくる)
天正十二二年二月吉日(一五八六年)
廣瀬彦兵衛重代作是


Tanto:Bizennokuniju Osafune Sukesada



古刀・備前 安土桃山期
拵え付き
特別保存刀剣鑑定書付き




刃長:21.8(七寸二分弱) 反り:なし 元幅:2.49 元重ね:0.75 穴1



 両刃造り、鎬高い。 鍛え、板目が波状に流れて上品に肌立ち、地沸厚く付き、地鉄良好。 刃文、互の目丁子乱れを主体に、多種の刃を交えて刃沸すこぶる強く、刃中金筋、砂流しが縞状に烈しく掛かり、一部沸裂け状となる。 帽子、乱れ込んで沸付く。 茎生ぶ、先栗尻、鑢浅い勝手下がり。 銅に銀鍍金ハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。
 合口拵え(幕末期 全長34.5センチ 鞘 朱色に鯉口、栗型、瓦金は黒塗り こじり、銀地鋤出し高彫牡丹の図 小柄、赤銅魚子地容彫色絵、花束の図 下げ緒卯の花 柄 鮫に黒裏革巻き 縁頭、銀地鋤出し高彫、牡丹の図こじりと同図 目貫、赤銅容彫色絵花束図 鍔 赤銅魚子地喰出し形、据紋象嵌色絵、菊花図)付き。  



【コメント】
 室町末期の長船鍛冶で祐定を名乗る鍛冶は多く、古刀期だけで八十余名を数えますが、中でも与三左衛門尉、彦兵衛尉、源兵衛尉を名乗る祐定は、とりわけ技術が高いことでも有名です。
 本作には俗名がありませんが、銘振り、年紀から二代与三左衛門尉祐定の両刃短刀優品、鑑定書にも『二代与三左衛門尉』と但し書きがあります。
 二代は初代の高弟と云い、永正七年生まれ、中川弥九郎と称し、初代の子ではないものの、同じ中川姓を名乗っていますので同族かと思います。
 初代が天文十一年に七十六歳で没したと云われていますので、それ以降は二代の作、天正末年頃まで鍛刀したと云われます。
 また同工は、関ヶ原の戦いでは西軍副大将として戦った備前岡山城主、宇喜多秀家のお抱え鍛冶としても有名です。
 本作は寸法七寸二分弱、『廣瀬彦兵衛』とあるのは注文主、『重代』とあることから、廣瀬家の家宝として代々受け継がれてきた名品であることが分かります。
 板目がうねるように流れる上質な鍛え、互の目丁子乱れを主体に、小丁子、小乱れ、小互の目など多種の刃を交えた刃文は、刃沸すこぶる強く、刃中金筋、砂流しが縞状に烈しく掛かり、一部沸裂け、沸崩れとなるなど、刃の沸の変化は凄まじいものがあります。
 面白いのは年紀、本来は『天正十四年』とあったのを、後年何者かによって『天』を『永』に改鏨されており、鑑定書にもその旨の記載があります。永正十四年と天正十四年では六十九年の開きがありますので、初代作と見せるための時代の吊り上げかと思います。村正などで特に有名な改鏨、ある意味貴重な銘振り、特別保存鑑定書が付いていることからも分かるように、刀身に何ら問題はありません。
 二代与三左衛門尉祐定の注文打ち入念作、末備前の両刃短刀は大変人気、古い登録証は、昭和二十六年の鹿児島県登録『五六六』号、幕末期の良い外装も付いており、これは楽しめます。












商品番号:M-613 短刀 備前国住長船祐定作 拵え付き 特別保存刀剣鑑定書付き

価格: ¥1,650,000 (税込)
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