刀 三品源直吉
(みしなみなもとのなおよし)
文政二年二月日(一八一九年)


Katana:Mishina Minamotono Naoyoshi



新々刀・尾張 江戸後期
拵え付き
保存刀剣鑑定書付き




刃長:68.3(二尺二寸五分強) 反り:1.3 元幅:3.05
先幅:1.96 元重ね:0.72 先重ね:0.50 穴1




 鎬造り、鎬庵棟尋常、中切っ先。 鍛え、やや黒みを帯びた地鉄に小板目肌が細かく肌立ち、流れ肌を交えて、地沸良く付き、地鉄良好。 刃文、匂い勝ちに小沸を付けた綺麗な直刃で、匂い口柔らかく締まり気味に良く冴える。 帽子、直で小丸に返る。 茎生ぶ、先急な刃上がり栗尻、鑢化粧筋違い。 銅に金着せ二重ハバキ。 時代研磨(ヒケ有り)。 白鞘入り。
 打ち刀拵え(江戸後期 全長104センチ 柄23センチ 鞘 黒の呂塗り、上部黒と螺鈿散らしの笛吹鞘塗り、下げ緒茶色 柄 親鮫に茶柄巻き、縁頭、無銘赤銅研磨地据紋象嵌色絵、桐の図、目貫赤銅容彫金色絵、牡丹図 鍔 赤銅研磨地木瓜形、上下に金平象嵌の図)付き。  



【コメント】
 直吉は、山口徹弥太と言い、三品源直道(六代目丹後守兼道)の子として、尾張国に生まれました。三河国挙母(ころも)藩内藤家に仕え、浜部眠龍子寿実、大慶直胤に鍛刀を学び、『眠龍心』、『泉心子』と号しました。後に直義と改めています。作品は、文政から慶応まで、江戸根津、常陸、後年には北海道でも鍛刀しています。正確な生没年は不明ですが、晩年は北海道日高国浦河に住し、慶応末年頃に七十四歳で没したと云います。
 作風は、浜部系を踏襲した匂い出来の丁子刃、美しく締まった直刃を得意としています。
本作は文政二年、同工二十代半ば頃の初期作、寸法二尺二寸八分弱、やや黒みを帯びた地鉄に、小板目肌が細かく肌立ち、流れ肌を交えた鍛えで、焼き刃は、匂い勝ちで破綻のない綺麗な直刃、匂い口柔らかく締まり気味で良く冴えており、帽子も綺麗な小丸、古作来一派に迫るような美しい直刃です。
 金着せの二重ハバキも、掟通りの尾張ハバキ、外装も螺鈿散らしの笛吹塗り鞘、鐔は赤銅磨き地に金平象嵌を施すなど、色味が鮮やかで楽しめます。
 本誌初掲載、三品源直道による三河国挙母打ちの初期作、綺麗な直刃をお探しならば、これで決まりです。












【売約済】 商品番号:M-676 刀 三品源直吉 拵え付き 保存刀剣鑑定書付き

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