大脇差し 備前国吉井藤原永則
(びぜんのくによしいふじわらのながのり)
長禄二年十一月日(一四五八年)


Ohwakizashi:Bizennokuni Yoshii Fujiwarano Naganori



古刀・備前 室町中期
特別保存刀剣鑑定書付き




刃長:60.1(一尺九寸八分強) 反り:1.3 元幅:2.56
先幅:1.66 元重ね:0.63 先重ね:0.40 穴4




 鎬造り、鎬高く庵棟低い、中切っ先。 鍛え、地沸を微塵に厚く敷いた綺麗な小板目は、地色明るく、細かな地景が良く働き、乱れ調の映りが判然と立ち、地鉄概ね精良。 刃文、穏やかな匂い勝ちの細直刃調、匂い口やや沈み勝ちに締まる。 帽子、直調で大丸風となり、先僅かに返る。 茎僅かに磨り上げ、先栗尻、鑢不明。 銅に金着せ二重ハバキ。 時代研磨(小サビ、細かな刃アタリ有り)。 白鞘入り。



【コメント】
 備前吉井派は、鎌倉末期の為則を祖とし、一門には景則、真則、氏則、吉則、光則、盛則、清則、永則、兼則らがおり、室町期に入ると、この内清則、永則、吉則らが出雲へ移住して雲州道永派を興しています。
 同派作で南北朝期を下らぬものを『古吉井』、室町期のものを『吉井』と区分しています。
 同派の作風の大きな特徴は、刃中小互の目が規則的に連れる刃文にあり、その刃文の形状を反転させて地に映し出したかのような一派特有の映りを現すものも多く見られます。応永以降の作には、細直刃調の穏やかな作もまま見られます。
 本作は吉井永則の希少な現存品、『長禄二年十一月日』の年紀もかなり貴重です。
 永則は清則の子で、作品は永享(一四二九~四一年)から見られ、前述のように後に出雲へ移住して雲州道永派として活躍、現存作には短刀、平脇差しが多く残されています。
 本作は少し磨り上がって寸法一尺九寸八分強、元来寸の詰まった打刀であったことが分かります。室町中後期特有のいわゆる片手打ちスタイルの典型です。
 地沸を微塵に厚く敷いた綺麗な小板目は、地色明るく、細かな地景が良く働き、乱れ調の映りが判然と現れています。穏やかな細直刃調の焼き刃は、匂い勝ちで、刃縁やや沈み勝ちに締まっています。この刃縁の雰囲気はかなり斬れ味が良さそうです。
 通常、『永則』、『備前国吉井永則』と切る同工にあって、『藤原姓』を添えた銘振りはかなり珍しく、一派全体で見てもほとんど見られません。また室町中期の作は中々出て来ませんので、それを明確に示した年紀も資料的にかなり貴重です。
 地刃に少し鍛え等の出る箇所もありますが、特別保存鑑定がピシッと付いた同派直刃の典型作、吉井永則の長銘で年紀入りは見過ごせません。







 








商品番号:M-770 大脇差 備前国吉井藤原永則 特別保存刀剣鑑定書付き 

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