刀 菊池住治国
(きくちじゅうはるくに)
八月日


Katana:Kikuchiju Harukuni



古刀・肥後 室町末期
探山先生鞘書き有り




刃長:80.0(二尺六寸四分) 反り:3.0 元幅:3.26
先幅:1.80 元重ね:0.94 先重ね:0.53 穴3(内1忍)




 鎬造り、鎬高く庵棟低い、中切っ先。 鍛え、板目が流れ心に肌立ち、やや黒み勝ちで、地沸厚く付き、地鉄良好。 刃文、複式互の目乱れを主体にし、多種の刃を交え、刃縁荒沸良く付き、一部沸崩れ、沸裂け状を呈し、刃中葉、小足良く入り、匂い口明るく締まる。 帽子、直調で焼き深く、長く返って鎬地を棟区付近まで断続的に焼き下げる。 茎生ぶ、先刃上がり栗尻、鑢切り。 銅に金着せハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。



【コメント】
 肥後国延寿派は、山城の来国行の外孫と伝わる国村を始祖として、鎌倉末期から南北朝期に掛けて、熊本県菊池市隈府(わいふ)の地を中心に栄えた名門、門下には国吉、国時、国泰、国資等がいます。室町期以降もその末流が活躍、一部分派して西へ向かい、有明海に程近い玉名市石貫(いしぬき)でも鍛刀しました。これらは石貫鍛冶とも呼ばれ、是吉、景介、昌国らの作が残されています。その後、室町末期に登場する同田貫一派も延寿の末流です。
 本工の治国も延寿の末流鍛冶、まず作を見ることがありませんが、藤代義雄先生の『日本刀工辞典』にも名前が挙がっており、短刀のみ多い刀工とあります。本作は『菊池住治国』と切っていますが、銘鑑等では『肥州石貫治国』の銘も挙がっていますので、前述した石貫鍛冶の可能性も考えられ、年紀は『八月日』のみですが、探山先生鞘書きにもあるように、天文頃の刀工です。
 寸法二尺六寸四分、先反り深く、鎬の高い長尺刀、元重ねがガッシリしていますので、かなり重量感があります。
 板目が流れ心に肌立つ地鉄はやや黒み勝ちで、複式互の目乱れを主体にした刃文は、多種の刃を交えて、刃縁荒沸良く付き、一部沸崩れ、沸裂け状を呈し、匂い口は明るく締まっています。帽子も焼き深く、返りも長く、鎬地を棟区付近まで断続的に焼き下げています。
 鞘書きにもあるように、当時主流であった末備前風の作域を狙ったものと考えられます。この頃主流であった末備前風の出来は地方刀工にもまま見られ、同時期の奥州月山、薩摩波平鍛冶などにも同様の作が残されています。
 この堂々たる姿に茎も生ぶ、肥後延寿鍛冶の動向を窺い知る上でも大変貴重な資料になるでしょう。
 古い登録証は昭和二十六年の岐阜登録、激生ぶ品のため、現状未鑑定ですが、特別保存までは大丈夫でしょう。
 これは相当コレクション価値の高い逸品、見逃せない肥後延寿治国です。
















商品番号:M-798 刀 菊池住治国 探山先生鞘書き有り

価格: ¥1,200,000 (税込)
数量:
在庫:

返品についての詳細はこちら

お買いものガイド

月刊コレクション情報
2020年2月号
(1
/24発送)
会員の方のみご覧いただけます
月刊コレクション情報最新号の裏表紙に記載されているユーザー名とパスワードを入力して下さい。


見本誌請求(無料)はこちらから
最新情報をいち早くお届けいたします!



<ごあいさつ>

コレクション情報のホームページをご覧いただきありがとうございます!営業本部長の小牧です。お目当ての刀のお探しや、加工・製作のご相談など、なんでもお気軽にご連絡下さい!


(株)コレクション情報
〒500-8262
岐阜県岐阜市茜部本郷1-49
TEL.058-274-1960
FAX.058-273-7369

カレンダー
  • 今日
  • 定休日
  • 展示会

営業時間 9:00~18:00
FAX/メールは24時間受け付けております。

会社へお越しの際はご一報ください。

ページトップへ