刀 (太刀銘)一浄雲斎羽山円真造之
(じょううんさいはやまえんしんこれをつくる)
大正六年一月吉日 雄剣在腰抜則秋霜三尺 于時年七十二


Katana:Jounsai Hayama Enshin



現代・東京
特別保存刀剣鑑定書付き
探山先生鞘書き有り




刃長:71.2(二尺三寸五分) 反り:2.1 元幅:2.97
先幅:2.09 元重ね:0.65 先重ね:0.40 穴1




 鎬造り、鎬尋常庵棟低い、中切っ先やや鋭角で延び心。 鍛え、小板目肌沈み勝ちに良く詰み、総体的に白け心があり、地沸付き、地鉄精良。 刃文、細直刃湾れ調で、刃縁の沸匂い深く、潤み勝ちに明るい。 帽子、直調で先小丸に返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢筋違い。 銅に金着せハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。



【コメント】
 羽山円真は、弘化二年生まれ、鈴木正覚と言い、尾張三河吉田藩(現在の愛知県豊橋市)の藩士であり、後に刀工に転じ、源清麿門人の鈴木正雄に学び、浄雲斎と号しました。東京都台東区谷中に住して、明治、大正と活躍、洋鉄使いの達人とも評されます。大正九年、七十五歳没。
 本作は大正六年、茎にも刻してあるように同工七十二歳、晩年円熟期の作、寸法二尺三寸五分、しなやかで上品な太刀風の姿を示した優品です。
 小板目が沈み勝ちに詰んだ精良な地鉄は、総体的に白け映り立ち、繊細な地景が良く働いており、細直刃湾れ調の焼き刃は、刃縁の沸匂い深く、潤み勝ちに明るいなど、この地刃の雰囲気は、銘を見なくとも円真と分かる典型的な作域を示しています。特に鉄鍛えの巧みさに於いては、清麿系門人中の最右翼と評される所以がここにあります。
 茎にある『雄剣在腰抜則秋霜三尺(雄剣腰に在り。抜けば則ち秋霜三尺)』の切り付け銘は、平安時代の漢詩文にある一節で、『秋霜三尺』は『もの凄く斬れる刀』 の意です。
 探山先生鞘書きにもあるように、これぞ羽山円真の真骨頂とも言える地刃の出来を示した優品、特別保存鑑定が付いて、状態も万全、確かにもの凄く斬れそうです。










【商談中】商品番号:M-888 刀 (太刀銘)一浄雲斎羽山円真造之 特別保存刀剣鑑定書付き 探山先生鞘書き有り

価格: ¥598,000 (税込)

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