脇差し (菊紋)和泉守来金道(三代)
(いずみのかみらいきんみち)
貞享二年二月吉日(一六八五)


Wakizashi:Izuminokami Rai Kinmichi



新刀・山城 江戸前期 業物 拵え付き



刃長:53.0(一尺七寸五分弱) 反り:1.6 元幅:3.44
先幅:2.23 元重ね:0.86 先重ね:0.50 穴1




鎬造り、鎬庵棟尋常、中切っ先。 表裏棒樋をハバキ上で丸留める。 鍛え、小板目総体的に良く詰み、所々流れ心に肌立ち、地沸厚く付き、地鉄良好。 刃文、互の目乱れを主体に、角張った刃、湾れを交え、刃縁烈しく沸付き匂いすこぶる深く、一部沸裂け、沸崩れ状となり、刃中金筋、砂流し掛かる。 帽子、湾れ調で沸付いて焼き深め、先僅かに掃き掛け小丸に返る。 茎生ぶ、先刃上がり栗尻、鑢筋違い。 銅二重ハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。
脇差拵え(全長75センチ 江戸末期 鞘 黒の呂塗り、塵散らし模様 返り角あり 小柄、赤銅魚子地這龍図 下げ緒紫 柄 親鮫に焦げ茶柄巻き 縁頭、赤銅容彫金色絵、雲龍図 目貫、真鍮地容彫金色絵 鍔 鉄地菊花形透、片櫃孔、片櫃赤銅埋め)付き。



【コメント】
 京三品鍛冶は、新刀期に於いて堀川一門と並ぶ二大勢力で、流祖関兼道の子である伊賀守金道、来金道、丹波守吉道、越中守正俊は、三品四兄弟と呼ばれ、多くの門弟を輩出しました。
 中でも四兄弟の次男、来金道は、鎌倉期に始まる来一門の再興を願って『来』を冠したとも伝えています。
 作風は、直調に角張った互の目をやや腰開き気味に焼き、帽子は直調でやや地蔵風にたるむ三品帽子を基本としています。
 本工は来金道の三代目、活躍期を延宝(一六七三~八一)から貞享(一六八四~八八)頃とし、父の来栄泉こと二代金道との合作も多く見られ、菊紋、枝菊紋を切ります。
 寸法一尺七寸五分弱、先反りやや深めに付き、身幅、重ねガシッとした豪壮な一振りで、地刃健全な優品です。
 互の目乱れを主体とした刃文は、角張った刃、湾れを交え、刃縁烈しく沸付き匂いすこぶる深く、一部沸裂け、沸崩れ状となり、刃中金筋、砂流しが掛かっています。地にも飛び焼き、湯走り、島状の焼きが入るなど、覇気溢れる出来映えを示しています。
 また同工に於いて年紀作は貴重、江戸期の渋い外装も付属しています。
 これまで何処にも出ていない愛刀家秘蔵の激生ぶ品のため、現状は未鑑定ですが、銘は全く問題なく、特別保存までは保証致します。
 とても立派な和泉守来金道です。
















商品番号:N-207 脇差し (菊紋)和泉守来金道(三代) 貞享二年二月吉日(一六八五) 拵え付き

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