短刀 越前福居住人上野守藤原兼定
(えちぜんふくいじゅうにんこうずけのかみふじわらのかねさだ)
享保二年拾月日(一七一七)


Tanto:Echizen Fukuijunin Kouzukenokami Fujiwarano Kanesada



新刀・越前 江戸中期 拵え入り



刃長:17.3(五寸七分) 反り:なし 元幅:1.91 元重ね:0.77 穴1



両刃造り、鎬高い。 鍛え、板目肌やや沈み勝ちに流れ、所々細かに肌立ち、地沸厚く付き、地鉄良好。 刃文、互の目乱れを主体に、小互の目、尖り風の刃を交え、刃縁沸付いて匂い深く、刃中金筋、砂流し刃掛かり、地に細かな飛び焼き交じる。 帽子、直調で沸付き、先強く掃き掛け返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢切化粧筋違い。 銅に赤銅着せハバキ。 時代研磨(ハバキ上に刃のねむい箇所、小サビ、ヒケ有り)。 
合口拵え(江戸後期 全長33 鞘 茶の呂塗り、鯉口黒 栗型、鉄地銀据え文、竹に笹図 柄 出し鮫柄、縁頭、四分一石目地、高彫色絵、田舎家に雀の図 目貫、素銅容彫金色絵、柏紋図 鍔 鉄地喰出形、耳に桐紋金象嵌 銀切羽)入り。



【コメント】
 上野守兼定は、寛文頃の刀工で、之定こと和泉守兼定系統に属し、後に越前福井に移って鍛刀したいわゆる越前関鍛冶の一人です。ただ本作は享保二年の作、余程の長寿であったか、若しくは二代目の可能性もあるでしょう。どちらにしても銘は問題ないかと思います。出来は如何にも越前関、『越前福居住人』と切った銘振りも貴重な上野守兼定の両刃短刀、江戸期の良い外装に入っています。










【売約済】 商品番号:N-761 短刀 越前福居住人上野守藤原兼定 享保二年拾月日(一七一七) 拵え入り

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