刀 固山備前介藤原宗次
(こやまびぜんのすけふじわらのむねつぐ)
文久元年十一月日(一八六一)


Katana:Koyama Bizennosuke Fujiwarano Munetsugu



新々刀・武蔵 江戸最末期
特別保存刀剣鑑定書付き




刃長:72.1(二尺三寸八分弱) 反り:1.5 元幅:3.27
先幅:2.25 元重ね:0.80 先重ね:0.52 穴1




鎬造り、鎬高め庵棟低め、中切っ先。 鍛え、小板目肌良く詰み、地色明るく、地沸に厚く付き、細かな地景繁く入り、地鉄精良。 刃文、互の目丁子乱れを主体に、所々尖り心の刃、箱掛かった刃を交え、刃縁匂い勝ちで明るく締まり、所々荒沸付き、刃中柔らかな丁子足頻りに入る。 帽子、湾れ込んで焼き深く、先僅かに尖り風に掃き掛け返る。 茎生ぶ、先入山形、鑢切り。 銅に金着せ二重ハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。



【コメント】
 宗次は固山宗兵衛と言い、享和三年、陸奥国白河(現福島県白河市)に生まれ、水心子正秀門下の加藤綱英に鍛刀を学んだと伝わりますが、その作風から考えると、濤瀾刃を得意とした綱英より、その弟で丁子刃を得意とした長運斎綱俊の影響を強く受けていると考えられています。兄に宗平、宗俊がおり、一専斎、精良斎と号しました。初めは白河藩松平家の抱え工として活躍、文政六年、主家が伊勢桑名藩へ国替えされると、それに伴い桑名藩工となりましたが、大半は江戸麻布永坂、飯倉、四谷左門町にて鍛刀しています。弘化二年に『備前介』受領、正確な没年は不明ですが、作品は文政後半から明治四年頃まで残っています。
 作風は一貫して備前伝、詰んだ地鉄に匂い勝ちで華やかな丁子刃は新々刀随一であり、世上、『宗次丁子』と呼称されています。また大業物作者としても名高く、試し斬り名人、七代目山田浅右衛門吉利(山田五三郎)、尾張犬山藩士で試斬家でもあった伊賀兎毛(伊賀四郎左衛門乗重)らに指導を受け、斬れる刀を探求しました。新々刀期に於いて最も成功した鍛冶の一人であるため、大名、著名人の注文打ちも多く残されています。
 本作は文久元年、同工五十九歳の頃の作、同工円熟期の典型作優品です。
 寸法二尺三寸八分弱、身幅、重ねガシッとして、研ぎ減りなど微塵も感じさせない刀身は、現代刀のような健全さが保たれています。
 小板目詰んだ精良な地鉄は、地色明るく、細かな地景が良く働き、互の目丁子乱れを主体とした刃文は、所々尖り心の刃、箱掛かった刃を交え、刃縁匂い勝ちで明るく締まり、所々荒沸付き、刃中柔らかな丁子足頻りに入るなど、破綻なく完璧に焼いています。
 一見して分かることは鉄質の良さ、これは最高級出羽(いずわ)鋼に因るものと考えられます。宗次は、鎌倉期より大変良質な鉄が取れた石州出羽産の鋼を使用していたと云います。日本刀玉鋼としては、兵庫県の千種鋼(ちぐさはがね)と並ぶ最高級銘柄です。
 特に欠点の見当たらない優品、典型的な宗次丁子を焼いた自信作です。












商品番号:N-763 刀 固山備前介藤原宗次 文久元年十一月日(一八六一) 特別保存刀剣鑑定書付き

価格: ¥2,500,000 (税込)
数量:
在庫:

返品についての詳細はこちら

お買いものガイド

月刊コレクション情報
2021年9月号
(8
/25発送)
会員の方のみご覧いただけます
月刊コレクション情報最新号の裏表紙に記載されているユーザー名とパスワードを入力して下さい。


見本誌請求(無料)はこちらから
最新情報をいち早くお届けいたします!


<ごあいさつ>

コレクション情報のホームページをご覧いただきありがとうございます!営業本部長の小牧です。お目当ての刀のお探しや、加工・製作のご相談など、なんでもお気軽にご連絡下さい!


(株)コレクション情報
〒500-8258
岐阜県岐阜市西川手7丁目89
TEL.058-274-1960
FAX.058-273-7369

カレンダー
  • 今日
  • 定休日
  • 展示会

営業時間 9:00~18:00
FAX/メールは24時間受け付けております。

会社へお越しの際はご一報ください。

ページトップへ