大脇差し 相州住伊勢大掾綱廣(五代)
(そうしゅうじゅういせだいじょうつなひろ)
延宝五年(一六七七)


Ohwakizashi:Sosyuju Isedaijo Tsunahiro



新刀・相模 江戸前期
特別保存刀剣鑑定書付き




刃長:56.6(一尺八寸七分弱) 反り:0.9 元幅:2.92
先幅:1.97 元重ね:0.61 先重ね:0.44 穴1




鎬造り、鎬庵棟尋常、中切っ先。 表は三鈷柄附き剣、裏は護摩箸の彫り。 鍛え、小板目やや沈み勝ちに良く詰み、所々流れ心に肌立ち、地沸良く付き、地鉄概ね精良。 刃文、湾れ乱れ調で焼き幅広く、互の目、小互の目を交え、刃縁沸匂い深く、刃中互の目足頻りに入る。 帽子、直調で沸付き、先掃き掛け返る。 茎生ぶ、先入山形、鑢切り。 銀ハバキ。 時代研磨(小サビ有り)。 白鞘入り。



【コメント】
山村綱廣一門は、五郎入道正宗以降、廣光、秋廣、廣正と続いてきた相州鍛冶の伝統を継承する名門で、通説初代を天文、二代を永禄、三代を文禄から慶長とし、以降現代まで十六代に渡って続きました。
本工は五代綱廣、元和四年(一六一八)生まれ、四代勘右衛門の子で、万治三年(一六六〇)に伊勢大掾を受領、延宝末年には伊勢守に転じたと云います。
活躍期は、万治(一六五八~六一)から元禄(一六八八~一七〇四)頃、元禄十三年、八十三歳没。新刀綱廣中第一位と評される名工で、彫り物も上手です。
本作は寸法一尺八寸七分弱の大脇差し、延宝五年の年紀は大変貴重、同工六十歳頃の作になります。
小板目がやや沈み勝ちに良く詰んだ綺麗な地鉄、焼き幅広い湾れ乱れ調の刃文は、互の目、小互の目を交え、刃中互の目足頻りに入るなど、刃縁の硬い単調な出来ではなく、深みと柔らかさがあって見応え充分です。
腰元の彫り物もピシッと決まって大変上手です。
同工の高い技量が随所に示された逸品、この度、鑑定が付いたばかりの激生ぶ品、 年紀入りで彫り同作は見逃せません。
















商品番号:N-806 大脇差し 相州住伊勢大掾綱廣(五代) 延宝五年(一六七七) 特別保存刀剣鑑定書付き

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