槍 兼元(孫六)
(かねもと)


Yari:Kanemoto



古刀・美濃 室町末期 最上作 最上大業物
特別保存刀剣鑑定書付き
寒山先生鞘書き有り




刃長:26.1(八寸七分) 茎長:32.5 反り:なし 元幅:2.25 穴3(内1埋)



平三角造り、六角塩首、平地に梵字、角留めの棒樋、蓮台有り。 鍛え、小板目に板目、流れ肌を交えて総体的に良く詰み、白け心があり、地沸厚く付き、地鉄良好。 刃文、細直刃湾れ調で、刃縁匂い勝ちに小沸付いて明るく、ほつれ、二重刃、打ちのけ掛かる。 帽子、直調で沸付き、先僅かに掃き掛ける。 茎先切り、鑢檜垣。 時代研磨。 白鞘入り(柄部分のみ黒塗り)。  



【コメント】
孫六兼元こと二代兼元は、和泉守兼定(之定)と共に美濃鍛冶の双璧で、加えて最上作且つ最上大業物にも列せられる日本屈指の名工です。
また同工は、『孫六の三本杉』と呼称される、尖り小互の目が三つずつ連れた刃文を得意としており、その代名詞ともなっていますが、之定同様、美濃鍛冶伝統の『来写し』と呼ばれる直刃も稀にあります。
年紀作は僅少ですが、作刀期間は永正(一五〇四~二一年)から天文(一五三二~五五年)頃までとされます。
本作は孫六兼元の貴重な平三角槍、寸法八寸六分弱、いわゆる『来写し』です。
小板目に板目、流れ肌を交えて総体的に良く詰んだ地鉄は、白け心があり、細直刃湾れ調の焼き刃は、刃縁匂い勝ちに小沸付いて明るく、ほつれ、二重刃、打ちのけが掛かる出来で、平地には梵字、角留めの棒樋、蓮台の彫りがあります。
多少の研ぎ減りはありますが、地刃共に上品な鍛えで、寒山先生鞘書きには『名槍也。』とあります。
最上作にして最上大業物、鑑定が付いて間もない生ぶい逸品で、美濃刀コレクションに加えて頂きたい孫六兼元、本誌初掲載の大珍品です。












【売約済】 商品番号:N-851 槍 兼元(孫六)  特別保存鑑定書付き 寒山先生鞘書き有り

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