大身槍 村正
(むらまさ)


Ohmiyari:Muramasa



古刀・伊勢 室町末期 最上作
保存刀剣鑑定書付き




刃長:56.1(一尺八寸五分) 茎長:58.0 反り:なし
元幅:2.41 元重ね:0.93 穴2




平三角造り、塩首は八角で短く、平地に細い棒樋を入れる。 鍛え、板目流れて肌立ち、地沸厚く付き、地鉄良好。 刃文、直湾れ調で、小互の目、小乱れ交じり、刃縁沸付いて明るく締まり、所々沈み勝ちとなり、刃中金筋、砂流し掛かる。 帽子、直調で小丸風に返る。 茎生ぶ、先切り、鑢浅い勝手下り。 時代研磨。 白鞘入り(割れ有り、銅地口金付き)。  



【コメント】
愛刀家の方でなくとも、一般的に良く知られるのが千子村正であり、その知名度は正宗、虎徹、清麿に並びます。徳川家に多くの禍をもたらしたことから、『妖刀村正』と恐れられ、徳川家には忌み嫌われ、一説によると、江戸時代には大名、旗本も所持することを禁じられたと伝わっています。その一方で、徳川家に恨みを持つ外様大名達は、『無銘』又は『廣正』、『正廣』などと改鏨するなどして秘かに愛用、特に幕末期には、徳川家に祟るとの伝説から勤皇の志士達に好まれ人気を博したとも云います。
そして何と言っても万人を魅了して止まないのはその凄まじい斬れ味、徳川家に忖度したためか、江戸時代に作られた業物位列には入っていませんが、その斬れ味は虎徹と同等かそれ以上、本来であれば間違いなく最上大業物にその名を連ねる刀工です。
本作は大変貴重な村正の大身槍、これまでも本誌では、村正の在銘正真作を百振り程掲載致しましたが、大身槍の在銘正真作は初です。
因みに定義として、『刃長が一尺を超えるもの』を大身槍と呼び、『天下の三名槍』である『御手杵(おてぎね)(四尺六寸)』、『日本号(二尺六寸二分)』、『蜻蛉切(とんぼぎり)(一尺四寸)』も大身槍です。
寸法一尺八寸五分、平三角造り、直湾れ調で、小互の目、小乱れ交じりの焼き刃は、刃縁沸付いて明るく締まり、所々沈み勝ちとなり、刃中金筋、砂流し掛かる出来で、白鞘入りですが、鯉口部分に銅地の口金が付いています。
通常の槍の二、三倍近い重量、太く鋭い穂先、特にその長く大きな穂先は突くだけでなく斬撃、薙ぎ払いなどの多様な攻撃が可能であるため、乱戦では無類の強さを誇ったという大身槍。前述の『天下の三名槍』を振るったと伝わるのが、黒田、豊臣家に仕えた後藤又兵衛基次、秀吉子飼いで『賤ヶ岳の七本槍』の福島正則、『徳川四天王』の本多平八郎忠勝らであり、皆戦国最強武将として必ずその名が挙がる強者で、槍名人としても恐れられた猛将達ばかりです。逆に言えば、彼ら程の達人でなければ扱い切れず、使い手を選ぶ傾向にもあるのが大身槍です。
何はともあれ、遂に出ました村正の大身槍、ある意味最強の槍と言っても過言ではありません。妖刀村正コレクションには絶対加えるべき逸品、次は何時になるか皆目見当も付きません。












【売約済】商品番号:O-345 大身槍 村正 保存刀剣鑑定書付き

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