刀 (太刀銘)肥前国住藤原忠廣(二代初期銘)
(ひぜんのくにじゅうふじわらのただひろ)
寛永十六年二月吉日(一六三九)


Katana:Hizennokuniju Fujiwarano Tadahiro



新刀・肥前 江戸初期 大業物
特別保存刀剣鑑定書付き




刃長:70.8(二尺三寸六分弱) 反り:1.5 元幅:2.97
先幅:1.99 元重ね:0.67 先重ね:0.42 穴2(内1埋)




鎬造り、鎬高め庵棟低め、中切っ先。 鍛え、小板目肌総体的に良く詰み、僅かに流れ心がり、地沸厚く付き、細かな地景良く入り、地鉄良好。 刃文、直湾れ調で、刃縁小沸付いて締まり気味となり、刃中小互の目足、葉繁く入る。 帽子、直調で先小丸に返る。 茎磨り上げ、先刃上がりの入山形、鑢切り。 銅に金着せ二重ハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。  



【コメント】
忠廣は、初代忠吉の嫡子として慶長十九年に生まれ、幼名を平作郎、後に父同様新左衛門と改めています。寛永九年八月、父の死に伴って、十九歳で二代目を相続、寛永十八年七月に『近江大掾』を受領、作刀期間は寛永から元禄まで六十余年、元禄六年、八十一歳没。
作風は父同様、小板目詰んだ小糠肌に、伝統の肥前直刃をその真骨頂とし、稀に乱れ刃もあり、互の目を主体に湾れ、丁子の交じる出来、足長丁子風のものもあります。
銘振りは、初期は『肥前国住藤原忠廣』、受領後は『肥前国住近江大掾藤原忠廣』、『肥州住近江大掾藤原忠廣』、『近江大掾藤原忠廣』となり、年紀作はほとんどありません。
本作は寸法二尺三寸六分弱、姿美しく地刃健やかな一振り、銘振りと年紀から分かるように、『近江大掾』を受領前の二代最初期銘に当たります。
この銘は初代が没した翌年の寛永十年二月~同十八年七月まで見られるもので、 寛永十六年は、同工二十六歳の頃になります。
綺麗な小板目に細かな地景が良く働いた肥前小糠肌、直湾れ調の刃文は、刃縁小沸付いて締まり気味となり、刃中小互の目足、葉繁く入る出来で、地に少し緩み、 僅かに磨り上がっていますが、昭和二十六年(一九五一)の古い登録証は福島県登録、鑑定は令和三年(二〇二一)の生ぶい一振り、近江大掾忠廣の最初期銘、年紀入りの真面目な逸品です。














商品番号:O-386 刀 (太刀銘)肥前国住藤原忠廣(二代初期銘) 寛永十六年二月吉日(一六三九) 大業物 特別保存刀剣鑑定書付き

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