短刀 次廣作
(つぐひろつくる)
Tanto:Tsuguhiro
古刀・若狭 室町末期 業物
保存刀剣鑑定書付き

刃長:22.3(七寸四分弱) 反り:僅かに内反り 元幅:2.37 元重ね:0.63 穴2

肥後合口拵え(江戸後期 全長41.5 鞘柄共に刻みの茶石目 こじり、栗型、瓦金、鯉口、縁頭は、鉄地布目金象嵌、桐の図 小柄、鉄地据紋象嵌色絵、桐の図 小刀、銘三州住人安正とあり 下げ緒茶に青)入り。

【コメント】
若州次廣は、室町中期以降、相模から若狭小浜へ移住した若州冬廣一派の刀工です。
冬廣系の作風は、末相州風、末備前風の乱れ刃、大湾れ、広直刃調に互の目交じる出来を多く見ますが、次廣は刃縁締まって小足、葉入る直刃調の出来を得意とします。
少し研ぎ減っている感もありますが、地刃共に沸の良く働いた典型的な作風で、貴重な在銘正真作、本誌初掲載です。
江戸期の肥後合口拵えに入っており、小柄も付いて楽しめる若州次廣です。


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