短刀 兼□(関)
(かね□)
Tanto:Kane□
古刀・美濃 室町末期
拵え付き 木箱付き
保存刀剣鑑定書付き

刃長:22.7(七寸五分弱) 反り:僅かに内反り 元幅:2.26 元重ね:0.67 穴3

合口拵え(江戸末期 全長36.5 鞘柄共に梅花皮鮫鞘研ぎ出し鞘 金具類は全て四分一研磨地無文 目釘目貫、四分一地菊花形、金象嵌桐紋図)付き。

【コメント】
本作は末関在銘短刀ですが、目釘穴が銘に掛かっているため判読出来ません。鑑定書も『兼□(関)(時代室町末期)』としています。
互の目乱れを主体に小互の目を交えた焼刃は、刃中金筋、砂流し掛かり、飛び焼き多数で物打ち付近は皆焼風、帽子も焼き深く、返り長く、棟寄りを互の目に焼き下げています。少し鍛え肌もありますが、烈しい美濃皆焼刃です。
外装も梅花皮鮫研ぎ出し鞘合口拵えで、総金具四分一研磨地、専用木箱も付属しており、表に抱き茗荷(みょうが)紋を浮き彫りにしてあります。茗荷紋は、文字の響きが神仏の御加護を意味する『冥加(みょうが)』にも通じるため、縁起が良い紋として各地の神社仏閣でも採用されました。




お買いものガイド
