脇差し 井上真改
(いのうえしんかい)
(菊紋)寛文十三年八月日(一六七三)



Wakizashi:Inoue Shinkai



新刀・摂津 江戸前期 最上作 拵え付き
保存刀剣鑑定書付き




刃長:45.6(一尺五寸強)反り:0.9 元幅:3.03 先幅:2.15 元重ね:0.65 先重ね:0.46 穴1



平造り、三ッ棟尋常。 鍛え、板目に杢目を交え、所々大模様に肌立ち、地沸厚く付き、地景繁く入り、地鉄良好。 刃文、互の目乱れを主体に、大互の目、小互の目、箱掛かった刃を交え、刃縁小沸付いてやや沈み勝ちに締まる。 帽子、湾れ込んで焼き深く、先小丸風に長く返り、棟寄りを焼き下げる。 茎磨り上げ、先切り、鑢切り。 銅ハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。
脇差拵え(江戸後期 全長67.5 鞘 黒の呂鞘 下げ緒、三色斑 小柄欠 柄 親鮫に茶柄巻き 縁頭、四分一研磨地高彫色絵、唐人物図 目貫、赤銅容彫色絵、羽根筆に蛤図 鍔 真鍮地肉彫透、龍図)付き。  



【コメント】
真改は、寛永七年(一六三〇)、初代国貞の次男として生まれ、八郎兵衛と称しました。津田越前守助廣と双璧を成し、大坂新刀鍛冶の代表、新刀鍛冶ながら、重要文化財二口、重要美術品五口を数える名工です。
真改の銘の変遷は、『和泉守藤原国貞(~慶安五年五月)』、『和泉守国貞(~万治四年二月)』、『井上和泉守国貞(~寛文十二年八月)』、『井上真改』の四つに大別されます。天和二年(一六八二年)十一月、五十三歳で没。
本作は『寛文十三年八月日』年紀、真改四十四歳の頃、紛れもない井上真改の在銘正真年紀入り作ですが、表のハバキ上にやや大きめの炭籠もりがあり、茎がかなり傷んで凸凹になっていますので、それらを踏まえてこの価格です。
しかしながら、刀身に大きな研ぎ減りはなく、刃も総体的に健全、キメ細かく詰んだ精良な地鉄、焼き刃の明るさ、冴えなどは素晴らしいものがあり、真改らしい高い技量が存分に示されています。
赤銅金具でまとめられたお洒落な外装と共にお楽しみ下さい。










【売約済】商品番号:P-670 脇差し 井上真改 (菊紋)寛文十三年八月日(一六七三) 保存刀剣鑑定書付き 拵え付き

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