短刀 長谷部(無銘)
(はせべ)


Tanto:Hasebe(Mumei)



古刀・山城 南北朝中期
特別保存刀剣鑑定書付き




刃長:26.0(八寸六分弱) 反り:0.4 元幅:2.54 元重ね:0.36 穴2



平造り、庵棟低い。 裏腰元に蓮台の痕跡。 鍛え、小板目に板目交じり、所々流れて強く肌立ち、地沸厚く付き、地鉄良好。 刃文、大互の目乱れ主体で焼き幅広く、刃縁荒沸付いて匂い深く明るく冴え、刃中沸が多数筋状となって掛かり、鎬寄りの焼きと渾然一体となって烈しい皆焼となる。 帽子、烈しく乱れ込んで、返り長く焼き下げる。 茎生ぶ、先栗尻、鑢不明。 白鞘共木ハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。  



【コメント】
南北朝期、相州廣光、秋廣と同時代で、烈しい乱れ刃の作風を展開したのが、山城の長谷部一派です。
正宗十哲の一人である国重を祖とし、弟の国信、子の国平、宗信などがおり、活躍時期は、皆ほぼ同時期の南北朝中期、文和、延文、貞治頃になります。
作風は、湾れと互の目を基調とした沸出来の乱れ刃で、烈しい飛び焼き、棟焼きを交え、皆焼となるものもまま見られます。現存作には短刀、小脇差しが多く、太刀はほとんど見られません。
本作は、生ぶ無銘ながら『長谷部』と極められた皆焼短刀、寸法八寸六分弱、大互の目乱れ主体の刃は、焼き幅広く、刃縁荒沸付いて匂い深く明るく冴え、刃中筋状の沸が多数掛かり、鎬寄りの焼きと渾然一体となって烈しい皆焼となっています。表はほぼ全面に焼きが入っており、平地が見えません。
地刃に少し鍛え肌、時代相応の研ぎ減りもありますが、この刃は凄いです。
重ねが薄いのは、元からのスタイル、長谷部一派らしい沸の妙味が存分に楽しめる逸品。








【売約済】商品番号:P-790 短刀 長谷部(無銘) 特別保存刀剣鑑定書付き

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