刀 (生ぶ無銘)因州兼先
(いんしゅうかねさき)
Katana:(Mumei)Inshu Kanesaki
新々刀 江戸後期
特別貴重刀剣認定書付き

刃長:100.4(三尺三寸一分強) 反り:1.7 元幅:3.91
先幅:2.88 元重ね:0.81 先重ね:0.58 穴2(内1忍)


【コメント】
本作は生ぶ無銘、寸法三尺三寸一分強、大切っ先の長大な一振りで、昭和四十七年(一九七二)の認定書では、『因州兼先』の極めが付いています。
逆掛かった互の目丁子乱れを主体に、小互の目、尖り風の刃、矢筈風の刃を交えた刃を焼いており、作は江戸後期頃と鑑せられます。
美濃関伝を踏襲した乱れ刃の出来は、極めの通り因州兼先や作州兼景辺りを思わせますが、現状は認定書ですので、今一度鑑定に委ねるのも良いでしょう。
地刃は健全ですが、地にやや目立つ鍛え肌があり、何故か刃区付近の刃が落ちています。
ただこれだけの大柄な特注品の場合、直刃調の出来が大半ですが、本作はとても見応えのある乱れ刃で楽しめます。
刀身のみで1,560g、白鞘に収めた状態で2,356g、全長で150㎝弱ありますので、抜き差し等、お取り扱いにはご注意下さい。




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