刀 則親作
(のりちかさく)
平成十一年十月日(一九九九)


Katana:Norichika



現代・高知 拵え入り



刃長:75.9(二尺五寸一分弱) 反り:1.9 元幅:3.28
先幅:2.38 元重ね:0.82 先重ね:0.66 穴1




鎬造り、鎬高め庵棟低め、中切っ先延び心。 鍛え、小板目肌沈み勝ちに良く詰み、所々流れ肌細かく肌立ち、地沸良く付き、地鉄良好。 刃文、互の目丁子乱れを主体とし、小丁子、大房丁子、小互の目を交え、刃縁匂い勝ちに明るく締まり、刃中丁子足、葉繁く入る。 帽子、乱れ込んで焼き深く、先僅かに掃き掛け返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢大筋違い。 銅二重ハバキ。 時代研磨。
打ち刀拵え(全長106.5 柄長26 現代作 鞘 黒の呂鞘 金花菱紋あり 下げ緒 黒 柄 親鮫に黒柄巻き 縁頭、現代作勝虫図 目貫、現代作勝虫図 鍔 鉄地、木瓜形、勝虫 銀 散図)入り。  



【コメント】
則親は佐竹勝則と言い、昭和三十年生まれ、高知県四万十市古尾(こび)にて鍛刀する名工で、同じ高知出身の靖国刀匠、刈谷直秀の門人です。
作風は、終始一貫して備前伝、匂い勝ちに締まった柔らかで華やかな丁子乱れは、『佐竹丁子』と呼ばれ、近年では数少ない備前伝の追求者であることから、『土佐一文字』とも呼ばれる名工ですが、ここ数年は中々新作刀が出回らないため、出た時は必ず押さえたい刀工です。
本作は、平成十一年(一九九九)、同工四十四歳の頃で、その真骨頂である備前一文字の華やかな丁子刃を再現した会心の一振りです。
寸法二尺五寸一分弱、反りやや深め、切っ先やや延び心の姿、互の目丁子乱れを主体とした刃は、刃縁匂い勝ちに明るく締まり、刃中丁子足、葉繁く入るなど、品のある華やかさを備えた究極の佐竹丁子が、此処に極まった感があります。
鞘を払って1,344gあるので、実用としては使う人を選びます。
『土佐一文字』の名に恥じない、渾身の備前一文字写しです。
















【売約済】商品番号:P-800 刀 則親作 平成十一年十月日(一九九九) 拵え入り

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