脇差し 正家(三原)
(まさいえ)
Wakizashi:Masaie
古刀・備後 室町中期
特別保存刀剣鑑定書付き

刃長:38.4(一尺二寸七分弱) 反り:0.8 元幅:2.82 元重ね:0.66 穴2


【コメント】
本作は、貴重な三原正家の生ぶ在銘正真作、寸法一尺二寸七分弱の菖蒲造り脇差しです。
正家は、備後三原鍛冶の筆頭鍛冶、南北朝中期、文和(一三五二~五六)から永和(一三七五~七九)頃に活躍し、最上大業物鍛冶としても名高い右衛門尉正家を初代とし、以降、安土桃山期まで同銘が数代に渡ります。
本工は、鑑定書に『時代室町中期』とあるように、後代正家に当たります。
刃寄り流れて総体的に白けるような地映り立つ地鉄、細直刃調で所々大きく湾れる刃は、刃縁やや沈み心に締まり、ほつれ、二重刃掛かっています。
大きな欠点なく、経年による研ぎ減りも最小限、後代とは言え、三原正家の生ぶ在銘品は中々出ません。
表裏には、草の倶利伽羅に蓮台、菖蒲樋に添え樋、梵字等々、味のある良い生ぶ彫りが残されています。
この度、特別保存鑑定が付いたばかりの激生ぶ品です。





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