太刀 備州長船盛光
(びしゅうおさふねもりみつ)
応永十八年八月日(一四一一)
Tachi:Bishu Osafune Morimitsu
古刀・備前 室町初期 大業物
特別保存刀剣鑑定書付き

刃長:72.0(二尺三寸八分弱) 反り:1.6 元幅:2.97
先幅:1.89 元重ね:0.65 先重ね:0.40 穴4
【コメント】
長船盛光は、応永備前鍛冶の代表工、室町期に於いて同銘が数代に渡っていますが、室町初期応永(一三九四~一四二八)頃に活躍した修理亮(しゅりのすけ)盛光が最も上手く、同時期の康光、師光と共に『応永の三光』とも呼称され、長船鍛冶中興の祖としても名高い名工です。
応永備前の作風は、互の目丁子刃を主体にして、一見鎌倉期の一文字派の作域を思わせるものがありますが、焼き刃に腰開きの乱れが目立つ点、応永杢と呼ばれる板目に杢目が目立って肌立つ点、直調の映りが多い点、乱れ込んで先が尖って返るローソク帽子などに、応永備前ならではの特徴が見られます。 本作は、銘振り、年紀からして修理亮盛光の在銘太刀、寸法二尺三寸八分弱、先反りやや深め、典型的な応永スタイルの佳品です。
一番下が生ぶ穴で、四寸程磨り上がっていますので、元来二尺八寸程あったことが分かります。
板目に杢目、流れ肌を交えた地鉄は、所々応永杢風に大模様に肌立ち、地斑状の乱れ映り立ち、互の目丁子乱れを主体の刃は、小互の目、小丁子、小乱れ交じりで、刃縁良く沸付いて明るく締まり気味となり、刃中葉、小足、丁子足繁く入り、一部金筋、砂流し掛かっています。
帽子も乱れ込んで先尖り心に返るなど、応永備前の典型的な出来で、地刃も健全です。
表裏には、二筋樋、梵字、三鈷柄附き剣、棒樋に爪の彫りがあり、一部茎に掛かるなど、如何にも応永備前らしい生ぶ彫りが残されています。これで生ぶなら大変なことです。
地が少し緩んで肌立った箇所もありますが、『応永の三光』、修理亮盛光の年紀入り太刀、出来良く、真面目な備前刀をお探しならばお薦めです。







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