脇差し (太刀銘)波平行安
(なみのひらゆきやす)
応永三十四年八月十二日(一四二七)
Wakizashi:Naminohira Yukiyasu
古刀・薩摩 室町初期
拵え入り(鐔に保存鑑定付き)
保存刀剣鑑定書付き

刃長:39.6(一尺三寸一分弱) 反り: 元幅:2.89 元重ね:0.78 穴2
脇差拵え(全長57センチ 江戸後期 鞘 黒柿色の海老鞘 栗型、四分一地毛彫金点象嵌、波の図 小柄、素銅石目地、茶道具の図 瓦金、素銅石目地 柄 親鮫に茶革柄巻き 縁頭、赤銅地毛彫、金点象嵌、荒波図 目貫、素銅地、菱紋に梅の図 鍔 赤銅石目地、鋤出彫、唐草に菊花図)入り。
【コメント】
波平一派は、古伝書によると、平安後期に大和から薩摩国谷山郡波平の地に移住したと伝わる正国を祖とし、江戸末期まで九百年余り続いた一大流派です。
作風は、一貫して大和伝を墨守、総体的に流れてネットリとした柾心のある鍛えに、白け映りの立つ地鉄を基本とし、波状に綾杉風の肌が出る場合もあります。
本作は希少な波平行安の生ぶ茎在銘品、菖蒲風のスタイルで鎬高く太刀銘に切っており、年紀も『応永三十四年八月十二日』まで入っています。
所々板目が波状に流れて上品に肌立つ地鉄は、総体的に白け心があり、細直刃湾れ調の焼き刃は、刃中細かな葉、小足が入っています。
時代相応の研ぎ減り、鍛え肌も僅かにありますが、典型的な地刃の出来を堪能出来る佳品で、江戸期の渋い海老鞘拵えに入っています。
波平一派の嫡流である行安の貴重な在銘現存作、応永年紀入りでこれは見逃せません。


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