太刀 (太刀銘)備州長船政光
(びしゅうおさふねまさみつ)
応安二二年十月(以下切れ)(一三七一年)


Tachi:Bisyu Osafune Masamitsu



古刀・備前 南北朝後期
第十八回重要刀剣指定品
薫山先生鞘書き有り




刃長:67.2(二尺二寸二分弱) 反り:2.2 元幅:2.94
先幅:2.02 元重ね:0.65 先重ね:0.41 穴3(内1埋)




 鎬造り、鎬高め庵棟低い、中切っ先。 表裏棒樋を掻き通し、添え樋を茎途中で掻き流す。 鍛え、板目肌が流れ心に肌立ち、地沸厚く付き、乱れ映り立ち、地鉄良好。 刃文、互の目乱れを主体に、小互の目、小乱れ、尖り風の刃、丁子風の刃を交え、刃縁沸匂い良く付き、やや沈み勝ちに締まり、刃中僅かに金筋、砂流し掛かる。 帽子、湾れ乱れ調で大丸風となり、先尖り心に返る。 茎磨り上げ、先切り、鑢筋違い。 銀二重ハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。



【コメント】
 長船政光在銘年紀入りの重要刀剣、兼光高弟としての力量が良く示された南北朝太刀です。
 政光は、南北朝期に於ける備前長船派の刀工で、兼光門人に当たり、現存する年紀作に見る活躍期は、南北朝中期の延文(一三五六~六一年)から室町初期の応永(一三九四~一四二八年)初年頃までです。
 作風は、同門の倫光、基光らと同様に兼光風を踏襲しており、湾れ、互の目、直刃調など多様ですが、総じて刃文が小模様になる点が見所です。
 本作は昭和四十四年、第十八回の重要刀剣に指定されている政光の在銘太刀、少し磨り上がっていますが、年紀も『応安二二年十月』まで残っていますので大変貴重、昭和四十三年の薫山先生鞘書きがあります。
 寸法二尺二寸二分弱、反りやや深めで均整の取れた太刀姿で、板目肌が流れ心に肌立ち、乱れ映りが判然と立つ地鉄、互の目乱れを主体に、小互の目、小乱れ、尖り風の刃、丁子風の刃を交えた焼き刃は、刃縁やや沈み勝ちに締まり、刃中僅かに金筋、砂流しが掛かっています。
 兼光に比して乱れがやや小模様で多種の刃が交じり、帽子もやや乱れ込んで先が尖り心に返るなど、政光らしい見所が良く示されており、在銘で年紀入りですので、正に無銘政光極めの規範になるような一振り、まだまだ地刃健全で大きな疵はありません。
 南北朝期に於ける備前長船鍛冶の代表工による典型作、貴重な在銘年紀入りの重要太刀、これは見過ごせない政光です。


















商品番号:V-1823 太刀 (太刀銘)備州長船政光 応安二二年十月(以下切れ)(一三七一年) 第十八回重要刀剣指定品 薫山先生鞘書き有り

価格: ¥3,700,000 (税込)
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