短刀 来国光
(らいくにみつ)


Katana:Rai Kunimitsu



古刀・山城 鎌倉最末期 最上作
第六十一回重要刀剣指定品
探山先生鞘書き有り




刃長:26.8(八寸九分強) 反り:内反り 元幅:2.56 元重ね:0.56 穴2



平造り、三つ棟高い。 表は腰樋、裏は腰樋に添え樋をハバキ下で掻き流す。 鍛え、小板目良く詰み、所々流れ心に肌立ち、地沸微塵に厚く付き、細かな地景繁く入り、沸映り立ち、地鉄概ね精良。 刃文、直刃調で僅かに小互の目を交え、刃縁小沸付いて明るく、ほつれ、二重刃、喰違刃掛かり、刃中繊細な金筋、砂流し掛かる。 帽子、直調で沸付き、二重刃掛かり、先小丸に返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢勝手下がり。 銅に金着せ二重ハバキ。 時代最上研磨。 白鞘入り。



【コメント】
 来国光の生ぶ在銘の重要刀剣短刀、典型的な地刃の出来を示した会心作、その銘振りから、鎌倉最末期の嘉暦二年(一三二七)頃の同工前期作と分かる名品です。
 来国光は、国俊の子と伝わり、来一門の正系を継いだ名工、現存する年紀作は僅少ですが、鎌倉最末期の嘉暦元年(一三二六)を上限とし、同二年(一三二七)、元徳二年(一三三〇)、同三年(一三三一)、その後暫く途絶え、南北朝期に入って貞和三年(一三四七)、同四年(一三四八)があり、下限は観応二年(一三五一)になります。
 国宝三口、重要文化財二十四口、重要美術品二十三口を数え、その数は父国俊と並んで同派中突出しています。また国宝短刀『有楽来国光』を始め、重要文化財『塩川来国光』、『池田来国光』、『新身来国光』など短刀にも名物が多く、名実共に同派の最高峰鍛冶と言えます。
 その活躍時期が、鎌倉末期から南北朝中期であるため、現存品の太刀、短刀を見ても、寸法、造り込み、身幅など広狭長短様々、作風に付いても、伝統の来直刃のみならず、直刃調に小足入るもの、直刃調に小互の目、小丁子、小乱れを盛んに交えるもの、逆足入る京丁子交じりのもの、互の目が大模様に乱れたもの等々多彩を極めており、大変器用な刀匠であったことが知られています。
 銘振りは初期から晩年まで五通り程あり、それによって作刀時期がほぼ判別出来ます。
 本作は貴重な生ぶ茎在銘短刀、平成二十七年、第六十一回の重要刀剣指定品、年紀はありませんが、探山先生鞘書き、図譜にもあるように、その銘振りから鎌倉最末期の嘉暦二年(一三二七)頃、同工前期作であることが分かっています。
 寸法八寸九分強、三つ棟の造り込みで、身幅、重ねしっかりとした何とも上品で美しい一振りです。
 小板目良く詰み、所々流れ心に肌立つ綺麗な地鉄は、地沸微塵に厚く付き、細かな地景繁く入って、沸映りが立っています。直刃調で僅かに小互の目を交えた焼き刃は、刃縁小沸付いて明るく、ほつれ、二重刃、喰違刃が見られ、刃中繊細な金筋、砂流し掛かり、帽子も直調で小丸風に返っています。
 図譜には『地刃に来国光の典型的な作域が示されており、重ねの厚いしっかりとした造り込みが称揚される。』、鞘書きには『地刃共に来派の伝統を継承した上品で優雅な趣を湛える味わい深い作。』とあります。
 来国光生ぶ在銘の重要短刀、銘振りも大変鮮明、来の正統派としての貫禄を存分に示した格調高き直刃の名品です。














【売約済】商品番号:V-1848 短刀 来国光 第六十一回重要刀剣指定品 探山先生鞘書き有り

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