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刀 (太刀銘)荘司筑前大掾藤原直胤(花押)
(しょうじちくぜんだいじょうふじわらのなおたね)
天保十五甲辰年十一月吉日(一八四四)
応北村貞胤需加黄金造也之舎弟贈久純


Katana:Shoji Chikuzendaijo Fujiwarano Naotane



新々刀・武蔵 江戸末期 最上作
第七十回重要刀剣指定品(令和六年)(二〇二四)
探山先生鞘書き有り
刀剣博物館内『水心子正秀 没後二〇〇年記念
江戸三作(正秀・直胤・清麿)展(令和七年)(二〇二五)』展示品




刃長:76.0(二尺五寸一分弱) 反り:1.7 元幅:3.44
先幅:2.46 元重ね:0.80 先重ね:0.61 穴1




鎬造り、鎬高め庵棟低い、中切っ先やや延び心。 表裏共に棒樋を掻き通す。 鍛え、小板目に板目を交え、所々流れ心に良く詰み、地色明るく冴え、地沸良く付き、地景入り、地鉄精良。 刃文、互の目乱れを主体に、小互の目、丁子、尖り風の刃を交え、刃縁匂い勝ちに小沸付いて明るく冴え、刃中小足、葉良く入り、僅かに金筋、砂流し掛かる。 帽子、湾れ調で沸付き先掃き掛け返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢化粧筋違い。 銅に金着せ二重ハバキ。 時代最上研磨。 白鞘入り。 ※昨年の重要のため、指定書は未着、令和七年十二月予定。  



【コメント】
大慶直胤の重要刀剣、同工最良期の『天保打ち』且つ『黄金(おうごん)鍛え』の豪壮無比な長尺刀、備前伝最高傑作、刀剣博物館内『水心子正秀 没後二〇〇年記念 江戸三作(正秀・直胤・清麿)展(令和七年)(二〇二五)』展示品です。
直胤は荘司箕兵衛と言い、安永七年(一七七八)、出羽国山形に生まれ、『大慶』と号しました。寛政十年(一七九八)頃、同郷の水心子正秀を頼って江戸へ出て門下に入り、文化初年(一八〇四~一八)頃に独立すると、師と同じく、秋元家に仕えました。文政四年(一八二一)には『筑前大掾』、嘉永元年(一八四八)には『美濃介』へと転じ、師の提唱した『復古造法論』を最も良く実践し、師同様に多くの門人を輩出しました。
年紀作に見る活躍期は、寛政末年ころから安政三年頃まで、翌同四年(一八五七)、七十九歳にて没、師正秀、源清麿と共に、『江戸三作』と呼ばれました。
作風は、五ヶ伝全てを巧みにこなし、山城来、大和保昌、備前景光、相州正宗、相伝備前長義、美濃大志津写しなどの傑作が残されています。
銘振りは、初期は、『大慶直胤』と太鏨の草書風に切り、以降は、『大慶荘司直胤』、『出羽国住人大慶荘司直胤』、『荘司筑前大掾大慶直胤』など、細鏨の楷書で花押入り、天保頃からは、『造大慶直胤』、『荘司美濃兵衛藤原直胤』、『荘司美濃介藤直胤』など、太鏨の楷書で花押が入ります。
本作は、昨年、令和六年(二〇二四)、第七十回の重要刀剣指定品、天保十五年、同工六十七歳の頃、同工の真骨頂とも言える備前伝の中でも傑出した出来映えを示す名刀です。
寸法二尺五寸一分弱、切っ先強く張って延び心、元先身幅、重ね共にガシッとした豪壮な一振り、研ぎ減りなど微塵も感じさせないすこぶる健全な地刃は、樋が掻き通してありますが、刀が驚く程重いです。
本作は、いわゆる『天保打ち』と呼ばれるもので、一般的にも高く評価されています。実際この頃の作には、名品が多く残されており、同工重要刀剣指定品の内、実にその半数以上が『天保打ち』であることもその裏付けかと思われます。
探山先生鞘書きにも、『偉丈夫(大柄、がっしりした)な体配、細密な鍛錬に、丁子主調互の目交じりの乱れを闊達に焼くなど、おそらく長船兼光を範に独自の翻案を加えたものか。出来、保存共に屈指也。』とあるように、同工備前伝中の白眉と言える素晴らしい一振りです。
刃縁の柔らかさ、刃中の匂いの深さ、明るさは大きな見所で、新々刀期の刀工にはまず見られないような古調さがありあります。
ここまで古作に迫る刃文を再現出来るのは、師を除いては直胤か清麿ぐらいでしょう。やはり『江戸三作』と評されるのは伊達ではありません。
茎裏には、『応北村貞胤需加黄金造也之舎弟贈久純』とあり、北村貞胤による注文打ちで、後に舎弟の久純へ贈った旨が刻されていますが、特筆すべきは、『加黄金造也之』、これがいわゆる『黄金(おうごん)鍛え』です。
『黄金鍛え』は、古伝書等によると、奈良時代とも伝わる豊前の神息が初めて試みたという鍛錬法。 その名の通り、黄金を加えて、刀を鍛える方法で、卸し鉄に混ぜて折り返し鍛錬するか、又は黄金を加えた鉄を心鉄にし、それを皮鉄で包んだ後に叩き延ばすと言います。
それにより、金筋、稲妻など特有の働きが現れるとか、鉄がよく伸びるようになるなどと云われました。
本工以外では、新刀期の賀州兼若、近江守継平、師水心子正秀等の作として残されていますが、まずお目に掛かりません。
『刀はすべからく鎌倉期へ回帰せよ。』と提唱した師の『復古造法論』を黄金鍛えによって再現した究極の一振りです。
また、前述のように、昨年の重要指定品ながら、その出来、迫力、銘振りなどから、新たに登場した直胤の代表作として、今年三月から五月に掛けて開催された、刀剣博物館内『水心子正秀 没後二〇〇年記念 江戸三作(正秀・直胤・清麿)展』に急遽駆り出された名品中の名品です。
更に前所有者によると、日刀保審査員より、『来年の特別重要刀剣審査へ出してみて下さい。』と言われたそうです。確かに直胤の備前伝重要で、この寸法、迫力の作は中々見当たりませんので、是非更なる高みを目指して挑戦して頂きたいものです。これは大変な大慶直胤の登場です。

















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商品番号:V-2147 刀(太刀銘)荘司筑前大掾藤原直胤(花押) 天保十五甲辰年十一月吉日(一八四四) 応北村貞胤需加黄金造也之舎弟贈久純  第七十回重要刀剣指定品 探山先生鞘書き有 刀剣博物館『水心子正秀 没後二〇〇年記念 江戸三作(正秀・直胤・清麿)展』展示

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