店長日記

刀剣の「相場」について

皆さま、こんにちは、こんばんは、コレクション情報の小牧です。

6月に入りやっとコロナのニュースも減り、経済もいよいよ動きだすのかなといったところでしょうか?

プライベートの自粛ムードは、相変わらず続いており急に気持ちの切り替えが難しいのは僕も感じています。友達や同業者、他業界の方と外食する機会が多かった僕でさえ、6月に入ったから積極的に会食に参加するかというとそんな事もなく、なんなら少し家から出るのが億劫になってきています。
そのような方も多いのかなと思ったりもしています。
でも、これが日本経済の衰退を招くと思うのです。今回の2ヶ月は改めて、「お金は使えば回りまわって戻って来る」の本当の意味が実感できた期間でもあったかなと思います。
「皆さんが儲からないと自分も恩恵を受けられない」刀剣業界もその市場であることは間違いないので、一刻も早く景気回復を願うばかりです。

弊社は、5月末に東京での展示会を開催しました。約2か月ぶりの展示会開催となり、お客様の来場も心配しておりましたが、例年通りとまでは行きませんが、予想以上に来場があり皆様の元気そうなお顔も見ることができ安心致しました。
もちろん、アルコール消毒など出来ることは徹底しておりますので今後の展示会もご安心下さい。当面の間は、開催日程は2日間(通常3日)とさせていただきますが。

さて、刀剣界でいうと、約2か月余り業者間の「交換会」いわゆる市場が開催されなく物流がSTOPしていました。
弊社でいうと、毎月情報誌を出しているため商品ラインナップを揃えることがかなり大変でした。情報誌のコンセプトが、色々な種類を見てもらい、こんな刀もあるのだと楽しんでもらう事としていますので数が少ないと社員一同で頭を悩ませてしまいます。
せっかく時間を割いて読んでもらう以上、ワクワクドキドキをお届けしたいと思っておりますので。
6月より徐々に市場も始まりだし、皆様が気になるのは刀剣の相場だと思いますが、コロナ前と変わっていない、もしくは良い物は若干上がっている感じを受けました。
商品の動きが止まっていた分、他の刀剣商も少しはラインナップを変えなければという気持ちになっているためか、正直販売状況はどこも苦しいとは思いますが、現状は下がることなく推移しているため良い傾向だと思います。

前置きが長くなってしまいましたが、今回は先ほど述べた刀剣の「相場」についてお話しようかと思います。
よくお客様から、「こういう物は値段があってないようなものだ」と言われます。何十年と刀剣を勉強されている方ならご存知だとは思いますが、実は刀剣は、相場がある程度あるのです。
主に、価格を左右するのが、刀匠銘、刀身が生ぶの状態か摺り上げか、傷の有無、鑑定書のランク等があります。細かい部分はもっと他にもありますが大まかにいうとこんな感じです。
刀匠銘がブランドと思って頂ければ分かり易いかと思います。
虎徹や正宗が最上級のブランドだとすると、それの短刀や脇差も当然価格が高い訳です。
何万人という刀匠がいて、その一人一人や刀工衆にそれぞれ時の相場があるのです。
この刀匠なら、特別保存が付くと100万円、重要刀剣なら250万円等、多少の誤差はあってもおおよそは決まっているのです。
もちろん、お店によって抱えているお客さんの向き不向きがありますから刀剣商によって感覚も違うと思いますが、大きな差はないと思います。

また同じ刀工でも、A刀匠の刀が100万円だとします。それに大変素晴らしい彫物があるため、50万円高いと刀剣商は判断するわけです。それにまた素晴らしい拵が付いていると50万円高いと判断し、この刀は200万円で売買されるわけです。

この例は、物凄く簡単に説明しましたが、これ以外に、傷の有無、長さ、身幅、鑑定書、拵の価格等沢山の情報を、市場ですと大体30秒くらいで判断して売り買いするのですから、刀剣商の方々は頭の回転が速い方が多いと思います(尊敬)

長々となってしまいましたが、何が言いたいかというと、相場はあるのです。
理由があって価格が付いているのです。
同じ刀工でも価格差があるのは、先ほどの例のように刀の良し悪しもそうですし、傷や長さなどによって安い高いが出てきます。
また、同じ刀工が作っても同じ刀が出来ません。二振りとして同じものが無い事が刀の魅力です。当然、価格も若干違ってきます。

今は、インターネットの検索で、商品の比較がしやすいため、今後は、価格だけでなく長さや、身幅、研ぎの状態等いろいろな視点から商品を見る意識をしてみて下さい。
だからこの価格なのだという事が、ぼんやり見えてくると思います。
また、どうしてこの価格なのかを刀剣商に聞いてみるのも良いと思います。
少なくとも僕は、出来る範囲でお話させて頂きます。

僕の考えでは、無銘の刀は、在銘の刀の価格は大体半分くらいですので、刀の勉強や、刀身だけを楽しむのなら、無銘でも十分だと思います。また、無銘ですと出来が典型作や、かなり良くないとその鑑定にはなりませんので、良い物が安く楽しめると考えます。
一ヶ所傷がある物や脇差などもそれにあたると思います。まず、ご自身がどこに重きを置くかを今一度振り返るのも新たな発見になるかもしれません。
欠点よりもその刀の良い所をたくさん見つけられる人は、幅広く刀剣を楽しめ且つ、「相場」よりも安く刀剣を購入できるかもしれませんよ。

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