刀 相州住正次
(そうしゅうじゅうまさつぐ)
Katana:Soshuju Masatsugu
古刀・相模 室町後期
保存刀剣鑑定書付き

刃長:70.2(二尺三寸二分弱) 反り:2.3 元幅:3.15 先幅:2.35 元重ね:0.78 先重ね:0.58 穴1
鎬造り、鎬高め庵棟低い、大切っ先。 鍛え、板目に杢目を交えて良く錬られて肌立ち、地沸厚く付き、地景良く入り、地鉄良好。 刃文、直刃調で、刃縁良く沸付いて明るく締まり気味となり、刃中繊細な金筋、砂流し頻りに掛かる。 帽子、直調で沸付き、先掃き掛け返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢勝手下がり。 銅に銀着せハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。
【コメント】
正次は、末相州鍛冶の一人、鑑定書に『時代室町後期』とあるように、永正頃の刀工、同時代に活躍した国次の弟と云います。
寸法二尺三寸二分弱、大切っ先、先反り深め、茎も生ぶで穴一つ、銘も鮮明で鏨もしっかりしています。
板目に杢目交じりの地鉄は、地景を交えて良く働き、刃縁良く沸付いて明るく締まり気味となった刃は、刃中繊細な金筋、砂流しが頻りに掛かっています。
相州正次の生ぶ在銘で鑑定が付いた作は本誌初掲載、同工の作域を知る上でも 貴重な現存品で、寸法も定寸以上、状態も良く、大きな疵もありません。




