共小柄小刀 (刀身銘)正峯作之(隅谷正峯)
(まさみねこれをつくる)
(小柄裏)仙寿作(花押)(柳村仙寿)
Kozuka Kogatana:Masamine
現代・石川 木鞘付き
人間国宝
個展『柳村仙寿~平成の刀身彫刻~』出品作及び図録所載品

全長:22.0㎝ 刃長:12.0㎝ 身幅:1.25㎝
鍛え、柾流れの交じる板目肌で、地沸良く付く。 刃文、湾れ乱れに小互の目交じり、刃縁匂い勝ちに小沸付き、刃中互の目足入る。 柄部分、鉄地石目地で櫃内に真の倶利伽羅の浮き彫り、裏研磨地に『仙寿作(花押)(金象嵌)』と銘有り。 小刀鞘 全長23 茶の縞杢目木、裏に吊り鐶付き。
※長さ15㎝未満の刀子や小刀類は、ペーパーナイフやハサミ類と同様に道具と見なされますので、通常登録証は不要です。但し、茎に目釘穴を開けた場合は、登録が必要となる場合があります。また目釘穴がなくても、日刀保の鑑定に出す場合は、登録証が必要となります。
【コメント】
本作は、人間国宝隅谷正峯と無鑑査柳村仙寿による共小柄小刀の入念作、匂い出来の乱れ刃は、正峯らしい柔らかで華やかな出来、特に櫃内の真の倶利伽羅は、正に圧巻とも言える仙寿彫りです。それもその筈、本作は平成十年(一九九八)、岡山県の林原美術館にて開催された個展、『柳村仙寿―平成の刀身彫刻―』の出品作及び図録所載品であり、前年には無鑑査認定を受けた同工渾身の倶利伽羅です。
両名の類い希なる技量が存分に示された逸品、既に両名は亡くなっていますので、両名合作による共小柄小刀の代表作として大変貴重な現存品になるでしょう。

