鍔:羅漢図
銘・穐蜂斎 政隋
Tsuba:Rakan Zu
江戸中期
特別保存刀装具鑑定書付き

縦70.5 横66.6 厚4.9 重113g
【コメント】
鉄研磨地竪丸形 鋤出彫 据紋象嵌色絵 角耳小肉 片櫃孔
政隋の在銘鍔です。
浜野政隋は元禄九年生まれ、戦乱の世は遠く、江戸文化の爛熟期に生まれています。政隋は奈良派の名工利寿に学び、独立開業後には、矩隋、直隋を輩出し、その門下からも、政慮、その先に堀江興成と一門は江戸金工界で名を轟かせています。雅号には乙柳軒、味墨、半圭子等多種あり、この穐蜂斎(しゅうほうさい)の号は四十歳前後に用いられたものです。
意匠の羅漢図とは釈迦の弟子で高い悟りを得た聖者を描いた図で、長耳や濃い眉など独特な風貌で描かれる図のことです。
この鍔も山奥の滝近くの洞窟で修業する二人の修行僧を表情豊かに描いています。政隋ならではの上手い鋤出彫、象嵌色絵は厚く、肉置きのバランスも見事です。
政隋の最も得意とする、和漢のテーマを高肉彫した傑作です。
専用桐箱入り



