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鍔:恵比寿天留守模様図
銘・ 正則(花押)
Tsuba:Ebisuten Rusu Moyo Zu
江戸時代後期
第五十三回重要刀装具指定

縦75 横73 厚4 重144g
【コメント】
赤銅縮緬石目地 高彫据文 金・素銅色絵 螺鈿 打返金象嵌耳 両櫃孔
図譜
「村上如竹とその一門は、据文と平象嵌の工法を得意とし、中でも蝶、蜻蛉、蝉などの虫図や魚などを高肉象嵌で大きく図案風に表したものが多く、また青貝や珊瑚などを螺鈿にしているものが見受けられ独特である。
正則は一門の有力者で、通称を唯七といい、如竹の実弟と伝えている。如竹一門は、その名乗りに如の字を用いるものが多いが、正則は例外であり、またその銘字も他工に見られるような草書体にくずれたところがなく、楷書風に切られている。
本作は、如竹にその範を求めたのであろう、恵比寿天留守模様を題材としている。赤銅の縮緬石目地に、大きな鯛を素銅で据文とし、赤銅の目玉まわりには、貝を嵌入するなど、同派の特色的な彫法がよく表示されており、その大胆な構図と力強い彫口は、兄に優るとも劣らぬ出来映えを示している。
如竹一門の最も有名な図柄の作です。兄如竹にも同じ図が何点か見られ、当時の意匠として人気の作であることが窺われます。赤銅縮緬石目地という、魚子地とはまた違う繊細で魅力ある地肌、大胆な構図、上手い象嵌技法、裏面の荒波、耳に見せる水草の金平象嵌、見事な抜かりない丁寧さを見せつける正則の逸品です。
専用桐箱入り




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