脇差し 神妙 正繁
(まさしげ)
文政五年春二月(一八二二年) 行年六十三歳作之


Wakizashi:Masashige



新々刀・武蔵 江戸後期
保存刀剣鑑定書付き




刃長:40.6(一尺三寸四分弱) 反り:0.7 元幅:3.25
先幅:2.49 元重ね:0.70 先重ね:0.58 穴1




 鎬造り、鎬尋常庵棟低め、中切っ先強く張る。 鍛え、小板目肌詰み地沸え付き地鉄精美。 刃文、大互の目乱れ小沸え深く付き砂流し入る。 帽子、直湾れ調で沸付き、先掃き掛け返る。 茎生ぶ、先浅い入山形、鑢大筋違いに化粧(香包風)。 銀ハバキ。 時代研磨。 白鞘入り。



【コメント】
 正繁は三木朝七と言い、宝暦十年の生まれ、播州姫路工二代氏繁の子で、三代氏繁の弟に当たり、初銘を『氏重』、後に四代目氏繁を襲名、丹霞斎と号しました。天明八年、奥州白河藩主松平定信(楽翁公)の抱え鍛冶となり、江戸神田の松平下屋敷へ移住、『正繁』と改めました。享和三年に『甲斐守』を受領、文政四年頃には一時大坂でも鍛刀、晩年には楽翁公より『神妙』の二字を賜り、会心の作にはこれを切ると云います。
 津田越前守助廣に私淑した濤瀾風の大乱れを得意とし、新々刀期に於いては、水心子正秀、尾崎助隆、長運斎綱俊らに勝るとも劣らない濤瀾刃の名手として名を馳せました。文政十年(一八二七年)、七十一歳没。
 大変鉄質の良い石州出羽(いずわ)鉄を使って鍛刀することでも有名で、その旨を茎に刻んだ 作も残されています。
 本作は『神妙』と刻まれた正に同工自信作、文政五年の作で、『行年六十三歳』と添えた銘振りも大変希少です。
 寸法一尺三寸四分弱、切っ先強く張って、元先身幅の差が少ないガシッとした造り込みで、同工の真骨頂とも言える、濤瀾風の大互の目乱れを華やかに焼いており、刃縁に光りの強い粒沸が良く付き、匂い深く、刃中互の目の沸足が繁く入り、太い沸筋が走っています。石州出羽鋼を使用したと思われる地鉄は良く詰み、地刃が良く冴えています。
 茎表には草書のくずし字であるため、全文読み取れないですが、『匂い深し春を得て老木の梅も今を盛む』というような、春の和歌を切り付けています。現状は保存鑑定ですが、特別保存までは問題ないでしょう。
 手柄山正繁作、濤瀾風大乱れ刃を焼いた脇差し、銘振りも大変貴重な同工自信作です。














商品番号:M-095 脇差し 神妙 正繁 保存刀剣鑑定書付き

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