刀 肥州住藤原国勝作
(ひしゅうじゅうふじわらのくにかつつくる)
文禄三年二月日(一五九四年)


Katana:Hisyuju Fujiwarano Kunikatsu



古刀・肥後 安土桃山期
保存刀剣鑑定書付き




刃長:72.7(二尺四寸弱) 反り:1.1 元幅:3.28
先幅:1.81 元重ね:0.78 先重ね:0.41 穴1




 鎬造り、鎬高く庵棟低め、中切っ先。 表は腰樋に添え樋、裏は護摩箸の彫り。 鍛え、地沸を厚く付けた板目肌は、流れ肌を交えて肌立ち、地鉄良好。 刃文、直湾れ調の焼き刃は、小湾れ、小互の目、小乱れを交えて刃沸が良く付き、刃中小足、葉が繁く入り、金筋、砂流しが掛かり、匂い口やや沈み勝ちとなる。 帽子、湾れ込んで沸付き、先掃き掛け僅かに返る。 茎生ぶ、先刃上がり栗尻、鑢勝手下り。 真鍮二重ハバキ(被せ部分は銅)。 時代研磨。 白鞘入り。



【コメント】
 同田貫一派は、肥後熊本の戦国武将加藤清正の抱え工として、室町最末期から江戸初期に掛けて活躍した鍛冶集団で、肥後延寿派の末裔に当たります。一派は『文禄・慶長の役』と呼ばれる秀吉の朝鮮出兵の際、清正に従って朝鮮に赴き、その地で盛んに鍛刀しました。明軍、朝鮮軍兵士は、同田貫刀の凄まじい斬れ味、破壊力に驚愕したと云います。以来、天下無双の実戦刀として、その地位を不動のものとしており、更に近年の刀剣ブームの追い風にも乗って、その人気は陰りを見せません。
 そんな同派に於いて最も人気なのが、一派の棟梁として門下を率いた正国、小山上野介信賀と言い、左馬介とも称しました。初期は国勝と銘じ、後に加藤清正より『正』の字を賜り、正国と改めています。
 銘は『肥州住藤原国勝』、『九州肥後同田貫上野介』、『九州肥後同田貫藤原正国』などと切りますが、大半は上野介銘になります。
 活躍期は天正から慶長頃まで、慶長十八年に没したと云います。
 本作は正国の初期銘である希少な国勝銘の一振り、寸法二尺四寸弱、反り浅めに付いた鎬の高い造り込み、年紀作がほとんど見られない中、『文禄三年二月日』の年紀は大変貴重です。
 文禄(一五九二~九六年)から慶長(一五九六~一六一五年)の頃は、前述の『文禄・慶長の役』という特需もあって、同派の最盛期に当たります。
 地沸を厚く付けた板目肌は、流れ肌を交えて肌立ち、直湾れ調の焼き刃は、小湾れ、小互の目、小乱れを交えて刃沸が良く付き、刃中小足、葉が繁く入り、 金筋、砂流しが掛かっています。野趣に富んだ地刃の出来、この匂い口の沈んだ感じは同田貫ならでは、凄まじい斬れ味を予感させます。
 総体的な研ぎ減りもありますが、両軍合わせて延べ六十万とも伝わる兵力が激闘を繰り広げた『文禄・慶長の役』、その戦乱の最中に鍛えられた一振り、棟には細かな受け疵もあることからも分かるように、多少のことは致し方ありません。
 同田貫正国の初期銘による『文禄打ち』、国勝銘は字面も良い上に数が少ないため大変重宝されます。
 この度、保存鑑定が付いたばかりの生ぶ品、特別保存までは問題ありません。兎にも角にも同田貫刀の年紀作は、何が何でも押さえて下さい。












商品番号:M-461 刀 肥州住藤原国勝作 保存刀剣鑑定書付き

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