短刀 次泰(松田)
(つぐやす)
平成十六年春吉日


Tanto:Tsuguyasu



現代・千葉 拵え入り
無鑑査刀匠




刃長:17.6(五寸八分) 反り:僅かに内反り 元幅:2.09 元重ね:0.65 穴1



 平造り、庵棟低め。 鍛え、板目が地沸を厚く付けて細かに肌立ち、地景を多数配し、刃寄り柾心の肌が流れ、地鉄良好。 刃文、直刃調の穏やかな刃文ですが、匂い勝ちに小沸付き、刃中小互の目足入り、上半は刃幅が広くなり ほつれ、沸裂けとなる。 帽子、湾れ込んで、先尖り心に掃き掛け返る。 茎生ぶ、先栗尻、鑢筋違い。 銅に金着せハバキ。 時代研磨(薄サビ有り)。
 合口拵え(現代作 全長31.5センチ 鞘 金梨地、返り角、栗型、鯉口 黒塗り 下げ緒、卯の花 柄 出鮫柄 縁頭黒塗り 目貫、銀無垢地容彫蝶図)入り。



【コメント】
 次泰は松田周二と言い、昭和二十三年、北海道北見市に生まれ、昭和四十八年に、長野の無鑑査刀匠高橋次平に入門、師次平は、人間国宝宮入行平の一番弟子に当たります。昭和五十五年独立、翌五十六年に、千葉県船橋市習志野に鍛刀場を開設、同年日刀保新作刀展初出品で努力賞を受賞しました。以後特賞十回、優秀賞五回、努力賞九回等、多数の受賞歴を数え、平成十八年には千葉市若葉区多部田町に鍛刀場を移設、平成二十一年に無鑑査認定を受けました。平成二十七年には千葉県無形文化財保持者に認定されています。
 同工の場合、三十代、四十代までは、備前伝の華やかな丁字刃を主体とした出来が多く見られますが、五十代以降、ここ二十年くらいは、平安末期から鎌倉初期の古備前鍛冶に範を取った、直刃調で小沸出来の小丁字刃を主体に作刀しています。
 本作は平成十六年、同工五十六歳の頃の作、寸法五寸八分弱、やや小振りですが、重ねのしっかりとした美しい短刀、いわゆる嫁入り短刀、枕刀用の特注品と鑑せられます。
 板目が地沸を厚く付けて細かに肌立ち、地景を多数配し、刃寄り柾心の肌が流れ鍛え、直刃調の穏やかな刃文ですが、匂い勝ちに小沸付き、刃中小互の目足入り、上半は刃幅が広くなり、ほつれ、沸裂けとなるなど、地刃共に良く沸付いて、見所の多い逸品です。
 金梨子地鞘の合口拵えに入っており、上品にお洒落にまとめています。
 見逃せない無鑑査松田次泰の御守り短刀です。










商品番号:M-514 短刀 次泰(松田) 無鑑査刀匠 拵え入り

価格: ¥300,000 (税込)
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